138 天才軍師って?
ブックマーク。高評価。いいね。よろしくお願いします。
《レリトニール公子視点》
俺は天才軍師だ。
なんて馬鹿な事を言うつもりはない。
今回思いついたのは戦国時代に秀吉が岐阜県の墨俣でやった奇策。一夜城である。
破城槌をアイテムボックスに収納した時にふと思いついたのだ。
こいつを持って行けるなら城も運べんじゃね?
うまい具合に不要となっていた古城まであった。少し想定していたよりも大きく重厚だったので、入るかな? って思ったがなんとかなった。
これをセバートスってところにあるメドジールって城塞の近くにポコっておっ建てる魂胆だ。
基本は相手の嫌がるようなところに建てるつもり。
まぁ、そんな都合の良いところが無かったら、使わなくても問題ないのだし。
そんな軽い気持ちで収納したのだ。
☆
「おお。君がテンシラーオン大公爵のご嫡男殿か?」
やべぇ。このおじさん。でけぇ。そんで誰? 体格からするとテンペフェレッ伯爵か?
「初にお目にかかる。ワシはベイシック•レイバーンですじゃ。息子がお世話になっておるそうで礼を申し上げます」
なぬ?
この体格でシュレディのお父さん。槍の辺境伯様か。風聖ドリューのお父さんかと思っちまうよ。
話が長くなったので分けました。
ブックマーク。高評価。いいね。よろしくお願いします。




