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132 ほんとうに呆れちゃう

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《賢王リビエラの視点》


 公子様は、女王様に拝謁もせずに何をするかと思っていると、軍事物資をSクラスで運ぶおつもりのようだ。


 なるほど。公子様は軍事行動の革命を起こすお積もりのようだ。


 しかもそれを極秘のうちにやっておしまいになるお積もりに違いない。


 こんなことを実際に実行されるお積もりだったとは。


 騎乗もしていない我々を各隊の後方の運搬部隊に派遣して荷物をマジックバックに回収させる。


 これほど目立たずに後方の物資を回収することを誰が考えつくだろう。


 なによりも、公子様に今回ご用意頂いたマジックバックの容量があってこその戦略だが。


 アイテムボックスのスキルはレアなスキルだが普通は小部屋一つ分程度の容量しか入らないはずだ。


 まぁ、あれだけのマジックバックをお作りになる我らの公子様の容量は底が知れないし、始商王の称号を持つサスティナ嬢のアイテムボックスなどは相当な容量になるのだろうが。それは例外中の例外。


 しかし、いつの間にあれほどのマジックバックを作成されていたのだろう。


 そもそも、マジックバックなど精々大きなカバン程度の容量でしかないはずだ。


 それ以上の容量のマジックバックは、大貴族か大豪商などが秘蔵していて表には出てこず実用などしている者はいないだろう。


 まぁ、これだから公子様といると飽きないのだがな。


 ほんとうにあのお方は。


 恐らく。


 恐らく。あの方は先の未来を見通されて何か大きな布石を打たれているのだ。


 何を企図され。何を実行され。何を成し遂げられるのかは我々には到底予測もできないが。


 幼いときからのあの常軌を逸した血を吐くような修行を実行し、そして最近は、Sクラスの皆さんへの修行。


 何もかも先を見通されておられるのでしょう。公子様。


 これから何があるのでしょうか?

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