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117 神々の黄昏

本日3話目です。よろしくお願いします。

《神々の世界。アルテミス神の視点》


「お父様。おかしくはありませんか? 他の皆はあれだけ成果を授けているのにわたくしのレリトニールちゃんを(ないがし)ろにして。レベルも称号も何も与えないなんて」


 一番努力しているのはレリトニールちゃんなのに。


「お前。最近、あいつの呼び方変だぞ。ちゃんって何?」


 お父様はそんなことを言って話を逸そうとするがそんなの無視。


「お父様。この世界は努力は報われるってコンセプトなんですよね!

 レリトニールちゃんはあんなに努力しているのに。こんなことをしたら世界の秩序が崩壊しませんか?」


「ああ。そう言えばアルテミスは結婚する気はあるって言ってたよな。剣の神ユーリブスなんてどう?」


「はー、あんなの。せっかく頂いた剣を自分がうまく振るえなかったからって逆ギレされるような方は嫌です!」


「じぁ、武の神ファパイトスはとう?」


「爺さんは嫌です」


「な、ファパイトスは俺よりも若いし」


「は? わたくしにお父様と同年代の方と結婚せよと?」


「あ。いやそんなことは言ってないから。いつまでも処女神は可哀想だと、、、」


「気持ち悪いこと仰らないでくださいまし! 戦の神アート様も火の神イーディン様もお年をめした方は嫌ですからね」


「なに? お前は獣の神ゾーフォンかあの変神(へんじん)の芸術技巧神のライディーとかが好きなのか?」


「は? 誰がそんなことを申し上げましたか?」


「あ。やめて。そんなキツい鋭い目で汚い物を見るような顔するの。心が折れる!」


 ふん。でもレリトニールちゃんは、密かにちゃんと成長しているんだから。

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