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閑話、坂井の見た勇者様

俺は坂井3郎。

映えある台南空から帰国し、艦隊航空隊に配備された。

ラバウルでは多くの敵を葬った。

だが、艦隊は基本的に・・ヒマ。

着艦訓練と編隊訓練の繰り返しのみ。

戦闘に明け暮れたラバウルラエが懐かしい。


帰国したら一週間の入院を命ぜられた。

どうも過労が貯まってたらしく肺に水も溜まってたと言う。

一週間、メシを食べクソして寝てばかりいたら退院許可下りて艦隊に配備。

新鋭空母信濃と言う巨大空母だ。

大和型戦艦を土台にした世界一の巨艦でアングルドデッキ式の異形滑走路を持つ艦。

訓練は巨体なので非常に楽だった。

下手でも数回で降りれると言えば楽さが分かるだろう。

甲板にはエレベーターは無く、舷側にエレベーターが設置され、格納庫は戦闘時は解放式のシャッター装備。

何でも爆風を外へ逃がす構造だとか。

ミッドウエーの反省だろう。

飛龍で戦死したと思ってた山口多門中将が信濃で指揮を執ってたのは驚いた。

旧第一航空艦隊の連中が人殺し多門と揶揄してたのは聞いてたしミッドウエーでの勇猛な指揮は、

敵将も泣かせたと聞く。


さて戦闘に話を戻そう。


我が信濃飛行隊は全機が零戦。

総勢100機だ。

敵が索敵攻撃だと言う事で我等は母艦の電探を基に敵攻撃隊を殲滅するのが任務。


そして敵に接近し雲を突き抜けたら・・敵が・・。


そしたら一機、異常な機動で突っ込む零戦が・・。


アレがラバウルで見た勇者様だと言う。

異常な機動で翼から水蒸気を引きキリキリ舞いをして敵に接近。

目測10mで敵のコックピットを粉砕。


凄い。。


俺でもアレは無理だ。


彼は返す刀で次々に敵を殺りまくり、敵編隊は大乱れ。


我等も負けてはならぬと敵に突っ込む。


10mは無理だが30mで機銃を撃ち目算で4機は撃墜したと思う。

>後でドラレコ映像で4機確実となった。


勇者様はなんと15機。


彼が戦闘機に専念すれば歴代最高のエースになるだろう。

だが彼は陛下直属の軍のスポンサーでもある。

彼の乗ってた零戦は私の愛機となり、終戦まで乗る事になったのは後の話。

次回、米軍側です。

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