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転生手前の読み飛ばして良い部分

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 「今から異世界転生してもらいます」


部屋に親が居る。異常事態だ。

しかも、可笑な迷言を並べている

ニート歴4年目、未曾有(みぞう)の災いを受難する自分の前に佇むのは、昨日までの天使、今日の魔神こと我が母君であった


遂に愚鈍なる我が子を、トラックで轢き潰す決心でもしたのだろうか?


「いやいやいやぁ違う違いますよ?そーゆーバイオレンスチックなお話じゃあまるで無いのですあーくん。私は喩え息子がとっくに成人していても、その頬に暴力を用いる女ではありません」


Γ……ドアをノック所か、ノックアウトして入室なされた御仁が何を今更?」


「話題を戻しましょう」


打ち砕かれた木片、螺子が付いたままの蝶番、部屋に散らばるドアだったものを、かなり強引に尻目にして母の凶行は続けられる


Γ実はねあーくん、私は異世界の女神のパートをやっているんです」


なる程、正気に戻って下さい


「正気とは何かを証明する術を私は持ちませんが、これは確かな事実ですよ?ちゃんとハロワの求人に載っていた至極真っ当なお仕事で、既に勤続1年目です」


マジですかハロワ凄いな


「そこで何ですが、私の担当の世界では異世界の勇者を随時大々募集中なんですよ。またそこであーくんはそーゆーアニメに興味を持ってましたし、浮世の義理も丁度立ってますので、行ってみませんか」


確かに、自分はこ○すばやデス○と言ったなろう原作アニメ(至高の御方々)が大好きだ

それらを視聴する様は何度か母にも見られているので、普段菩薩にも等しい顔を持つ母に珍しく、戸を破って事を伝える次第に至ったのだろう

自分としても、唯一の現世の繋がりである親から行けと言われては、この世に留まる故も無い


方手で数えられる程しか、と頭に付くが


「……二三質問ですが、御母様。話の幾つかの点から察するに、異世界転生に置いて現世で死ぬ必要は無いんですよね?


次に、現世との関わりは絶たれますか?この○ば全編をアニメで視るまで、この素晴らしい世の中を去るわけには行かない


三に、異世界の勇者としての特権、所謂チートはありますか?異世界で成功出来るか否かという要素なので


……二言だけど四つ目に、転生の目的は何ですか?


最期に、……コレは、夢幻じゃ無いですよね?」


らしくも無く、捲し立てる。きっとこの突発的なファンタジー談から、同調圧力か何かを受けてしまったのだろう


母は常日頃から纏う優しい笑顔で、一つだけ応えた


「全ては、貴方次第です」

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