紹介文
年の瀬だというのに、百葉箱では夏日並の温度が示されていた。
チャンポンで知られる長崎県の内陸に、「軟式」野球部がある高校。
県立辰野山農業高校、「辰農」。野球部が軟式のみという、異例の学校である。
ここには、様々な生徒が集まってくる。
中学時代、試合中の暴言で都大会を逃した「怪物」。
いじめられて不登校になりかけた「鉄壁」。
自分自身がコンプレックスの「鉄人」。
自由気まま過ぎる「遊人」。
実家が元士族の「剣豪」。
サバゲーの実力者「戦神」。
全てにおいて目標を定める「狩人」。
知識を駆使して敵を追い詰める「軍師」。
バックパッカーになりたい「旅人」。
彼らが目指すのは「全国高等学校軟式野球選手権大会」。
県内で唯一、十年以上公式戦勝ちなしの「大恥」が、今年こそ。
ポンコツ共が、今、明石に向かって歩みだす。
カツ丼です。
いやぁ、念願の野球小説、スタートしました!
ちなみに、私は観戦は硬式、プレイは軟式ですかねw
舞台は敢えて長崎県にしてみましたが、地元(金魚のような形の県です)と同じく地区予選に四校しか参加してないんですね!こっちはS商が無双してるそうですw
あと、「繋ぐべきもの」と並行して執筆するので、二話は年度末じゃないと苦しいですスイマセンw