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ガーディアン  作者: soy
7/16

仲良し姉弟?

ラケシス目線です

私は取り合えず、目の前に居る、仲良し姉弟に向かって言った


「ミスティの旦那はお前らができてると勘違いしてるから、誤解を解いといた方が良いぞ」


私の言葉に二人は、互いに指を指していった


「「気持ち悪い」」


そして、互いににらみ会う

仲良しだな~

私は二人がセットでいることが、何だか嬉しくて口元がゆるんだ


「クライブとか、あり得ないし」


ミスティの言葉に旦那であるギースは泣きそうになりながら言った


「だって、クライブ君と、兄弟とか言ってたって事は、二人は昔、つ、付き合ってたって事じゃ…」

「「本気で黙れ」」


二人は綺麗にハモる


「私から言わせてもらうが、二人は血が繋がった姉弟だ、昔私の居た屋敷でメイドと庭師をしてた、仲良し姉弟だよ」

「「「「え~!」」」」


回りの騎士達が大絶叫した


「昔は仲良しでしたが、今はミスティに嫌われてます」

「嫌ってないわ、愛してるわ!ラケシス様に近付かないで」

「矛盾って言葉を知ってんのか?」

「アハハハ、笑わせないでよ!ただ単に、ラケシス様のことを数百倍愛してるってだけ、悪影響だから近寄らないで」


クライブは遠くを見ながらあの頃の俺死ね、っと呟いてた


「ミスティ、じゃあ、そこの騎士様は?僕より愛してるわけ?」

「当たり前でしょ!ラケシス様が屋敷に戻ってこいって言って下さるなら、躊躇わずに貴方とは、サヨナラね!」

「ミスティ、私は戻ってこいなんて自分勝手な事は言わないよ!ミスティが幸せになってくれるのが、一番嬉しいことなんだから」


ミスティはまた、私に抱きつく


「ラケシス様が私に、自分の幸せを大事にしろと言ってくださったから、私はギースと結婚したんです、ですが、精霊の事を学んでいたのは、ラケシス様のことが心配だからです、真剣に、ラケシス様が私を必要だと言って下さるなら、ラケシス様のお世話は私がして差し上げたいのです」


私は笑顔を作るとミスティを抱き締め返して言った


「ミスティにそう言ってもらえて私は幸せだ、でも、ミスティの青春時代はすべて私にくれたのだから、私ではなく旦那を私にしてくれた以上の幸せで包んでやってほしい」


ミスティはポロポロと涙をこぼし言った


「む~り~」


ギースはすでに灰かしていた


「ギース、お前の嫁はラケシス様命だから諦めろ、ラケシス様に無駄な嫉妬をするようなら殺す」

「ギース、貴方の友達ラケシス様命だから殺ると言ったらやるわよ」


こんなところばかり、仲良し姉弟だ


「ギース殿、私はミスティにとっては妹のようなものだから、気にしなくて大丈夫だぞ」


私の言葉にようやくギースは目に光を灯した


「…妹?……………女って事?」


その瞬間ミスティは冷ややかに言った


「こんなに美人で可愛いのに女性だってわからなかったの?目大丈夫?」


ああ、姉弟だな~

私は可笑しくてクスクス笑ってしまった


「ラケシス様?」


不思議そうなミスティに私は言った


「昨日、クライブも似たような事を言っていたと思って」

「「ラケシス様は美人で可愛いです」」


二人がハモって見せるから私はさらに笑ってしまった

二人が柔らかく笑うから、昔に戻ったかのような気持ちになって笑顔を向けた

するとまた、ミスティに抱き締められた


「可愛いすぎる」

「ミスティ、代われ」

「近寄るな!」


またも、姉弟喧嘩勃発か?と思ったその時、ギルが一人で戻ってくるのが見えた


「ラケシス、水の女の人消えちゃったぞ」


十歳前後の男の子に呼び捨てにされて驚いた

滅多に呼び捨てになんてされないからだ


「「ギル、ラケシス様を呼び捨てにするな!」」


クライブもミスティも、ギルの事は知ってるようで、これまた、シンクロしてしかりつけた


「こら、二人とも、子供に何本気でどうでも良いことで怒ってるんだ!」


私はミスティの腕から抜け出すと、驚いてフリーズしているギルを抱き締めた


「ラケシス、良い臭いがする」

「そうか?自分じゃわからん」


ギルも私に、抱きつく


「糞ガキ、殺す」

「大人気ないぞ、副隊長」


私が抱き締めているせいで、余裕の笑みを浮かべるギルにクライブは手が出せない

私はギルの柔らかい髪の毛を優しく撫でた


「俺、ラケシス好きだ!」


ギルは私を見上げて微笑んだ

可愛いやつだ

私はギルの頭をさらに撫でた


「羨ましい」


クライブが何か呟いていたが聞き取れなかった


「俺、親が居ないんだ!ギースに拾ってもらった、拾われっ子なんだけど、ラケシスは、なんか落ち着く、母ちゃんってこんな感じなのかな?」


だからギースとギルの名前は似てるのか

私がそんなことを考えているとギルは不思議そうに言った


「ラケシスは女の人なのに胸がカチカチだ」


その瞬間クライブによってギルは私から引き剥がされた


「ああ、サラシを巻きまくってるからな、触ったところで何にも楽しくないだろ?」


たんたんと私が言うと、ギルはニコニコしながら言った


「ラケシス、良い臭いだから胸がカチカチでも全然平気!」


すると、回りに居た騎士達が威勢に叫んだ


「「「「お前は、2度と隊長に触るな!」」」」


騎士達の言葉に、ミスティ、ギース、ギルの3人は目を丸くした


「ラケシス様?隊長なんですか?」

「若いよね?女の人なんだよね?」

「美人隊長格好いい!胸がカチカチだけど」


ミスティ、ギース、ギルの順で感想をのべる


「ギル、ラケシス様はペチャパイじゃあ無いからね、羨ましいぐらいの胸もってんだから、あんたみたいなエロガキや、下心満々の馬鹿どもに触らせないようにカチカチにしてるのよ!」

「ミスティは標準って感じだもんね!」

「ギル、殺されたいのかしら?」


ミスティから殺意が溢れだす

ギルは急いでクライブに抱き付いた

そして、何かに気づいたようにクライブのお腹の辺りに顔を埋めた


「副隊長からラケシスの臭いが少しする」

「えっ?」


クライブの顔が驚いてから、青くなっていく


「…どうしてかしら?クライブ?」


ミスティの殺意がさらにます


「…恥ずかしながら、昨日の嵐で発作が出てしまって、クライブに頼ってしまった」

「ラケシス様、大丈夫なんですか?」

「ああ、クライブが居てくれたから」


ミスティは、取り合えず納得はしていないようだが、怒るのはやめたようだった


「ラケシス様に触ってほしくないけど、発作なら仕方ないわ」

「久しぶりに息の仕方を忘れてしまったよ」


何気なく言った言葉にミスティが青くなった


「ミスティ大丈夫だよ、ちゃんと落ち着いたから」

「でも、心配です」

「一応、大丈夫だ、隊長だからしっかりしなくちゃだな、力だけなら誰にも負けない自信があるんだが…アルト様にだけは黙っててくれ、騎士学校行くための説得に3年もかかったから、発作なんて言ったらすぐに連れ戻されてしまう」

「ああ、そうそう、クライブが血迷ったことほざき散らしたらすぐにパズズを呼び出して下さいね!」

「ミスティ、俺に跡形もなく消え去れと言ったか?」

「大丈夫大丈夫、血迷ったこと言わなきゃ良いだけでしょ!世界を破滅させたくなかったら、血迷うなよ!」


クライブは、ニコっと笑うと頷いた


「エイラム様との約束をはたすまでな」


なぜか、ミスティが悔しそうな顔をした

クライブは勝ち誇った、どや顔だ


「ムカつく」

「誉め言葉ありがとうございます!」

「ムカつく!」


懐かしい二人のやり取りに私は嬉しくて微笑みが止まらないのだった

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