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ことりと巫女  作者: チミー
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虹のネックレスが盗まれた!

目に留めていただき有難うございます。

これは実は夢で出てきたストーリーの元にしたお話なんです!

毎週一話投稿を目指しています!

連載ですが、一つ一つが短いお話なのでちょっとした短い時間に楽しんでもらえれば幸いです。

「虹のネックレスが盗まれている…。」

私は衝撃を受けた。

急いで梅子さんのところに行って伝えた。


「ことり。虹のネックレスが盗まれてはいけない理由がわかるかい?」

梅子さんに言われて私は首を傾げる。

「大事だから、ですか?」

私の答えに梅子さんは頷く。

「もちろん大事だよ。その理由を教えてあげよう。」

そう言って梅子さんは虹のネックレスが大事な理由を教えてくれた。


虹のネックレスは、元々この「歌野神社」が祭っている歌野神様がファムという巨人と戦った時にそれを付けて歌うことによって戦ったものだ。

ファムという巨人は可愛らしい小さな人魚に化けて、海の魚などを操っていた悪者で、それに困った村人たちが歌野神様にお願いして倒してもらったそうだ。

歌野神様がそれを付けて歌って戦ったことから、

虹のネックレスを乱暴に使用すると虹のネックレスに封じ込められたはずのファムが出てくる。

それに、虹のネックレスのチャームを切ると歌野神様の身を切るという例えになって、歌野神様の存在が人間から消えてしまう。

という二つの言い伝えがある。


「早く虹のネックレスを取り返さないと。」

今にも飛び出しそうな私を押さえながら、梅子さんは言う。

「待ってくれ。一回みんなで話し合おう。」

次の日。

歌野神社の人たちで緊急会議が行われた。

神社の人というのは、私と梅子さんと梅子さんの孫のこうすけくんとご近所の佐々木さんと加藤さんだ。

佐々木さんと加藤さんは毎日のように神社に来てくれる。

そして…。

私達は手分けをして犯人を探すことにした。

私は駅前。

梅子さんは商店街。

こうすけくんは公園。

佐々木さんは交番に聞きに行く。

加藤さんはご近所。

探し続けて3日目。

「いた!」

こうすけくんが大声をあげる。

私達は大急ぎで公園へ向かう。

公園に着いたらこうすけくんがいた。

「あっちに逃げた!虹のネックレスを持っていたぞ!」

と、こうすけくんは公園に面した道路を指す。

確かに遠くに黒い服を着た男が見える。

私達は男を追いかけた。

どくん。どくんっ。

心臓が悲鳴をあげている。

だけど…。

1年間の思い出を無駄にしたくないから。

私は走る。

目の前に泥がある。

私はそれを飛び越えて…。

私は飛び越えきれずに足を滑らせた。

ドテッ。

音がする。

1番前を走っていたこうすけくんが振り向く。

私の後ろを走っていた3人が私を追い越す。

「大丈夫か?」

こうすけくんが叫ぶ。

「先に行って!大丈夫。すぐに行くから。」

私はそう叫び返す。

私は起き上がる。

乱れた髪をポニーテールに結んで。赤いリボンを外して。

動きやすくなる。

「助けて!」

こうすけくんの悲鳴が聞こえた。

私は走る。

いつの間に身についたジャンプ力を使って周りの家の塀を飛んでこうすけくんの方に向かう。

男が見えた。男は虹のネックレスをつけている。

「…。」

大きな灰色の壁の建物から悲鳴が聞こえる。

建物に入ると大きな黒い巨人がいた。

巨人の片手にはこうすけくんがいる。

こうすけくんは口を開いた。

「ことり。うちの家系はずっと歌野神社を守り続けていた。俺の未来はそうなると信じていた。だけどあの男が虹のネックレスのチェーンをちぎるとー。」

巨人がこれ以上は言わせないと言わんばかりにこうすけくんを掴んでいる手の力を強める。

このままでは、こうすけくんの信じていてくるはずの未来が来なくなる。

私は直感的に理解する。

私がなんとかしなければいけない。

「私がこうすけくんの未来を変える!」

「‼︎」

こうすけくんが驚いた顔をする。

私がこうすけくんの未来を守らなければならない。

私は建物の窓から外に出た。

ここからどうするか。

考えていなかった私は混乱した。

ファムというものを知らなかったので、まずは図書館へ行って調べることにした。

伝説ならきっと書いてある。

読んでいただき有り難うございました。

続きを楽しみにして待っていてくださいね!

チミーは何作か作っていますので読んでみてください。

コメントと評価待っています♪


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