0.Introduction
小説執筆初心者です。
ちょっと見づらいかもしれませんが、ご了承ください。
今回は、主人公は出てきません。
こんな雰囲気で物語が進むという参考……にはなりませんが、お話はこんな感じです。
「出来たアアアアアアアッ!」
歓喜の叫びが屋敷内に響く。
「ちょ、うるさいわよ!」
叫ぶ白髪の青年に対し、赤いドレスの似合う女性が素早くツッコミを入れた。
「だってだってやっと私の能力が世界に活かされるこの日までに何十日掛かったことか!」
「うるさいです。落ち着いて下さいナスターシャさん。」
叫ぶ白髪の青年に対し、四角い眼鏡をかけた白衣姿の女性が、ココアを小さめのカップに入れてそっと差し出した。
「おお、すまない。ありがとう。」
青年は礼を言い、置かれたココアを一口で飲みきり、カップをテーブル上に置くと、そのまま倒れてしまった。
赤いドレスの女性が、倒れた青年を指差し、白衣の女性に質問をした。
「……ねえシフェル、これは、改良型かしら?」
「はい。ネクトライアさんのメモが役に立ちました。にしても、本当に一口で飲むとは思いませんでしたよ。」
『メフェレシアがカップに入っている飲み物を一口で飲む時は、テンションが上がっている時。』と書かれた紙を、そっと取り出して、テーブルの上に置いた。
──これから始まる物語は、風変わりなお話です。ちょっと可笑しな狂った世界を、どうぞお楽しみ下さい。
これからも、宜しくお願いします。