「けりをつける」の語源
掲載日:2026/02/26
「仕事にけりをつける」や「物事にけりがついた」といった言葉がありますね
この「けり」の語源は、どこからきたのでしょうか
短歌における「けり」は、主に過去(~した)や詠嘆(~だなあ)を表す助動詞で使われます
歌の切れ目や結び(五・七・五・七・七の最後)に用い、余韻や感動を強調する切れ字の役割を果たします。動詞の連用形に接続し、過去の経験を懐かしむ際や、歌に強さを加えたい際に非常に効果的に使います
「〜けり」で有名なのが
「嵐吹く三室の山のもみぢ葉は龍田の川の錦なりけり」です
これは、能因法師の秋の歌で百人一首の一つです。
「山風が吹いている三室山の紅葉が吹き散らされて、龍田川の水面は錦のように美しいことだなあ」という意味です
この「けり」は「だなあ」という詠嘆として使われていますが、今でも使われていまず
最後に「けり」と詠むことから、「終わりにする」「結末」の意味になり、転じて「物事に結論を出して終わりにする」という意味で今も使われているのです




