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[令和妖怪譚] 赤シャグマ

[令和妖怪譚] 赤シャグマ PARTⅡ

作者: 山谷麻也


 その1


 日曜の午後、自宅でくつろいでいると、市長が訪ねてきた。

 そういえば、先日、勤務先に電話があった。

「ぜひ、ご相談したいことがありまして」

 とのことだった。

(市長選挙は去年終わったばかりだし、国政選挙の応援かな)

 くらいに考え、気にもかけていなかった。よく、妻の買い物に付き合わなかったものだ。


「我が市の商店街復興につきまして、赤シャグマさんたちのお知恵を拝借したいのです。復興委員会のメンバーに加わっていただきたいのですが、なにぶんにも、あの方たちは未成年です。そこで、事実上の保護者であらせられる小杉さんのご了解を得られれば、と思いまして」

 一般市民ならともかく、首長として、赤シャグマのことが分かっていない。一つ間違えば、あの子たちは伝説の「鬼婆」となって、山中で道行く人を喰っていたかもしれないのに。しかし、余計なことは言わない方がいい。

 とりあえず、リーダーに連絡を取って、来てもらった。

           ☆

「街の商店街、シャッター通りになってるでしょ。昔はね、とても賑やかだったのよ。それがね、店を閉める人が増えてきてね。儲からないから仕方ないのよ。市でも助成金を出したいけど、何しろ、この財政状況でしょ。商店街を救うために、若い、みんなの知恵を貸してもらえないかなあ。今度、復興委員会ができるので、出席してよ。お願い」

 市長は深々と頭を下げた。


 わたし的には、委員になってもらうのにやぶさかではなかった。ただ、初めから結論ありき、それも役所が考えた総花式の計画に落とし込まれ、赤シャグマは名前を利用されるだけ—―ということを恐れた。


「そういうの、あんまり気乗りしないなあ。一生懸命やってるお店は裕福にしてあげたいのは、やまやまや」

 赤シャグマはチラッと私を見た。

「でも、一軒や二軒が裕福になったところで、焼け石に水でしょ。多くの店は長年の不景気でやる気をなくしてる。何よりも、人がどんどん減ってるじゃない」

 私はうなずいた。


 一〇年前、都会からUターンし、生まれ育った町のさびれように大ショックを受けた。企業誘致とか移住促進とか付け焼き刃的な手法で解決できる問題ではない。地域づくりのグランド・デザインつまりは哲学がなかったのだ。

(そこに立ち戻らない限り、この社会の再生はない)

 私の達した結論は、これだった。

            ☆

「ですから、どう人口を増やすかも含めて、お知恵を拝借したいのですよ」

 市長は低姿勢だった。

 市長は赤シャグマが介護事業を通じて市民の福祉の向上に貢献していること、とりわけ、こども食堂に対しては「並々ならぬご支援」をいただいていることを深謝していた。


 そんなことでは赤シャグマの気持ちは動かなかった。

「正直いって、アタイたちはお(かみ)には協力したくありません。お上はアタイたちの敵でした」

 赤シャグマは冷たく言い放った。

「どんな飢饉の年でも年貢は厳しく取り立てられた。代官所に訴え出れば、頼みを聞いてもらえた代わりに、誰かが処罰されました。『百姓は生かすな殺すな』と言った将軍がいました。それさえ護られず、ウチのお父とお母は飢え死にしました。最期の願いが神様にやっと届いて、アタイたちは空腹を知らない、永遠の命を与えられたのです」


 市長もさすがに議会で実践を積んでいる。負けてはいなかった。

「だけど、それは封建時代の話ですよ。ちょっと難しいかも知れないけれど、今はね、民主主義の世の中なの。国民が主役なのよ」

「おコメの値段が上がって、ろくにご飯を食べられない貧しい子供がいる社会でも? 令和の役人や業者を見てると、領民を見殺しにして高笑いしていた藩主や代官を思い出すわ」

 市長は、あたふたし始めた。


「ああ、申しておりますので、どうか今日のところはお引き取りください」

 私は割って入った。

            ☆

「いくらなんでも、言い過ぎたかなあ」

 赤シャグマは反省している。

 妻が紅茶とショート・ケーキを出した。

 赤シャグマはもともと食べない。私も甘いものは嫌いなので、結局、妻が三個食べてしまった。計算高い。


 その2


「だけどね、おじいちゃん。昔は良かったよ」

 ショート・ケーキを頬張っていた妻が、噴き出してしまった。

「貧しくてお腹を空かせてたけど、みんな幸せだった。子供にも大人にも笑顔があった。子供は家の中、庭、野山、そこら中に遊び場があった。つらいことがあれば、励ましあった。みんな友達だった。大人だって、野良仕事は大変だったみたいだけど、田植えなんかには村中が応援に来ていた。冗談ばっか言って、ワイワイ田植えしていた。夕飯にはアタイたちもお呼ばれして、お腹いっぱいご馳走になった。大人は酒を飲んで、歌った。今のアカペラだよ」

 私は農家に育ったので、光景が目に浮かんだ。父も歌はうまかった。

            ☆

「後、お腹いっぱい食べられたのは、お盆と正月、秋祭りくらいかな。お祭りの日には、ユキちゃんやサト君も隣村から遊びに来た。アッ、親戚の子ね。サト君は神社で相撲を取って、優勝したこともあるんだよ。サト君ね、庄屋さんちの井戸に草履(ぞうり)放り込んで、アタイのお父が謝りに行ったんだよ」

 赤シャグマの話はエンドレスだった。


「サト君は大飢饉の年に死んじゃった。ううん、ユキちゃんは赤シャグマになったの。けっこう優秀な子でね、この間、特殊詐欺グループを立ち直らせ、警察署長から表彰されたのも、ユキちゃんよ」

 

 いつの時代でも、子供は親や親族などから授かった名前を持っていたのだ。

「そうか、あの子がユキちゃんか。で、君の名は」

「アタイは、はつゑ。書いたら難しいでしょ。はつちゃんでいいよ」

 他人の家で苦労の連続だっただけに、心くばりを忘れない。やはりリーダー格だけあった。

            ☆

 遅ればせながら、今度、全員が自己紹介してくれることになった。

 ややこしいので、赤シャグマAからGまで名札を付けることを提案しなければ、と思っていた。私は密かに謝った。


 ここに、赤シャグマたち全員のプロフィールを記しておく(順不同)。

 ♡はつゑ 松尾村の生まれ△特技:木登り△モットー:有言実行△将来の夢:泳げるようになりたい

 ♡キヨ 山城村の生まれ△特技:駆けっこ△モットー:明るく楽しく△将来の夢:海が見たい

 ♡ユキ 捨て子。出生地不詳△特技:草取り△モットー:一隅を照らす△将来の夢:汽車に乗ってみたい

 ♡おのぶ 東祖谷山村釣井の生まれ△特技:子守り△モットー:一日一善△将来の夢:介護の技術を上達したい

 ♡おみよ 山貝村の生まれ△特技:誰にも優しくしてあげられる△モットー:一期一会△将来の夢:都会が見てみたい

 ♡おふみ 西祖谷山村善徳の生まれ△特技:歌△モットー:つらくても泣かない△将来の夢:吊り橋が一人で渡れるようになりたい

 ♡およし 千足村の生まれ△特技:魚獲り△モットー:努力△将来の夢:クルマに乗りたい

            ☆

 実にバラエティ豊かなメンバーだった。幼少時の記憶からして、江戸の初期から中期の生まれと推測された。

 ついでながら、およしは私と同郷だったことが判明した。およしの語る村の景色は、昭和期に育った私がなじんできたものと、ほぼ一致していた。武士以外は原則として名字帯刀が許されていなかったため、私とおよしは同じルーツである可能性も、排除できなかった。


 その3


「みんな、しっかりしてるわね」

 赤シャグマたちが引き揚げた後、妻は感心している。

「難しい言葉も知っていて。ねえ、おみよちゃんが言ってた『イチゴいちえ』って、どういうこと?」


 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だ。いい機会なので、妻に解説した。

「あれはね、人との出会いは一生に一度きりというつもりで、大切にしなさいという意味なんだよ」

 赤シャグマは数えきれないほどの人間と出会ってきただけに、味わい深い言葉だった。

             ☆

 捨て子だったユキを、妻はことのほか可愛がっている。よく髪を梳いてやり、姿見の前に立たせて、うっとりしている。

 ユキのために、汽車旅行も企画した。

 ユキに連絡したところ、後方で大歓声が上がっていた。


 各駅停車で高知との県境まで行った。

 線路と並行して四国三郎・吉野川が流れる。はしゃいでいたユキが窓ガラスに顔を付けた。

「キヨちゃん、海やで。船も浮いとる」

 見ると、観光船が川を下っていた。

「うそ! ありゃ、海や」

 キヨも大声を出した。

「あれは、ただの川。海はね、あれの五倍くらいあるのよ」

 はしゃぐ二人を、はつゑがたしなめている。

             ☆

 私は黙って流れを見つめていた。

 昭和期に同じような会話があったと聞いた。


 幼い兄弟を連れ、父親が香川を旅行していた。一家は祖谷の山奥に住んでいた。満濃池を見て、弟がユキと同じ反応をした。兄がはつゑよろしく弟の間違いを正した。

 父親は満足気だった。

「やっぱり、お兄ちゃんだけのことはある」


 日本随一のため池・満濃池クラスが束になっても、海の広さには適わないのだ。

             ☆

 本当の海をキヨに見せてやろう、ということになった。

「およしちゃんは『クルマに乗りたい』って言ってた。今度みんなで瀬戸内海、見に行こうよ」

 私は弱視なので運転免許を持っていない。また、妻にやっかいをかけることになった。


 クルマは小型車である。いくら赤シャグマを乗せているとは言っても、きゅうくつだった。

 交通整理をしていた。手はずどおり、赤シャグマは後部座席に七人並んで座り、微動だにしなかった。

「お子さんですか」

 警察官が車内をのぞいた。

「まさか! 人形ですよ。今どき、七人の子持ちなんて国民の(かがみ)。本当なら、国民栄誉賞もんですよ」

「これは失礼」

 と警察官。赤シャグマたちは歯を食いしばって笑いをこらえていた。

            ☆

「わあ、大きな川!」

 キヨが目を輝かせた。

 妻が何か話している。海の広さを教えていたのだろう。両手を大きく広げていたので、そうマト外れのことは言ってないはずだった。

 キヨが手を湿らせて口に運んだ。

「本当や。海の水って塩っぱい」

 そういう説明の仕方も確かにあった。山間部に住んでいると、とかく海の広さに目を奪われがちだ。


 赤シャグマたちが砂浜で遊んでいる。

 波が寄せるたびに、キャーキャーと逃げてくる。大きな波が襲い、赤シャグマが全員ゴロゴロと波打ち際に転がった。着物は濡れ、セールスポイントの髪は砂だらけ。まるで白シャグマだった。

「もう、帰ろう」

 懲りたのか、真っ先に言い出したのは、キヨだった。


 遊び疲れ、後部座席で全員が眠っていた。警察官にいつ停められても、切り抜けられる自信があった。 


 その4


 介護センターからの帰り、おみよは大きな建物の横を通る。

 赤や黄色で塗った、毒キノコみたいな塔があり、広い庭で、小さな子供たちがよく遊んでいる。

 その日は誘惑に負けて、建物の横にある木に登り、天井裏に忍び込んだ。

 歌を歌ったり、本を読んでもらったり、みんな楽しそうだった。木から降りていると、シクシクという泣き声が聞こえてきた。小さな男の子だった。


「なんで、泣いとるん」

 持ち前のやさしさから、おみよは声をかけた。

「先生に叩かれたの。それから、外に立たされたの」

 その子の顔の筋肉がピクピク動いている。


「ボク、牛乳アレルギーなんだ。無理やり飲まされ、吐くと頭を叩かれたの」

 男の子はさらに激しく泣きじゃくった。

 おみよは男の子の肩に手を置いた。してあげられることは、それくらいだった。そのうち、おみよも哀しくなって一緒に泣いていた。

            ☆

 おみよは仲間に話した。

「可哀そうや」

 ということで、私に相談があった。

 私はもう少し事例が欲しかったので、できるだけ監視を続けるよう指示を出した。


 赤シャグマたちは交代で天井裏に潜んだ。

 報告を聞いて、私は耳を疑った。

 △風邪を引いた子の鼻汁を「ウイルスやで」と、ほかの子になすりつけた保育士

 △おもらしをした子の足を持って逆さづりにした保育士

 △アホとかバカとか乱暴な言葉を使う保育士

 △こぼしたものをしつけと称して食べさせる保育士

 △お昼寝タイムに寝ないで騒いでいた子を踏みつけた保育士

 これらは氷山の一角に過ぎなかった。

            ☆

 おみよが仲良しになった男の子の両親と、話す機会があった。

「息子はチックになりまして。保育所の前を通るたびに、ピクピクと発作を起こすのですよ。所長に言って行くと『うちにはそんな保育士はいません』の一点張りなんです。しまいには『あることないこと言って、うちに恨みでもあるのですか』――こうなんです。今度の保育所は家から遠いけれど、まあ仕方ない。妻と交代で送り迎えしています」

 私は市長に電話を入れた。


 例の話の続きと勘違いし、市長はいそいそとやって来た。

 赤シャグマたちが次々、見たまま、聞いたままをつぶさに語った。

「親御さんたちは気づいていますよ。でも、共働きの家庭は子供を預けざるを得ない。クレームを付けたくても、どんな仕返しがあるか心配なのです。仮に聞き入れてもらっても、調べた結果『不適切な事例はなかった』などとお茶を濁されるのが関の山でしょう。親も子も、弱い立場なのですよ」

 私はつい力を込めて言った。

「いやいや、そんなことをしていたのですか。まったくもって、恥ずかしい。よく知らせてくださいました。すぐに対応します」

 市長は飛んで帰った。

            ☆

 後日、市の担当者から電話があった。

「詳しくお聴きしたい」

 という。なんだか、本気になってきたみたいだった。


 どう進展したかは聞いていない。ただ、おみよが友達に会いに行くと、天井裏や床下に通じる隙間にはすべて目張りがしてあった。また、屈強そうな男性保育士が保育所の入り口に立っていたらしい。


 その保育所からは、子供たちの嬌声が聞かれなくなった。翌春、保育士が大量に退職し、労働基準監督署が調査に入った、とラジオが報道していた。真相はやぶの中だった。

            ☆

 赤シャグマたちからも笑顔が消えた。

 お上だけでなく、一部の大人たち、すなわち保育所長やその関係者たちも信じられなくなったみたいだった。特に、おみよの落ち込みようと言ったらなかった。


 おみよを元気づけるため、彼女が憧れていた都会を見学する汽車旅行に出かけた。

 徳島市内が近づくと、おみよの表情が明るくなってきた。

「大都会や!」

 無邪気に騒ぎ始めた。

 汽車にはほかの乗客も乗っていた。

「本当の大都会はこれの五倍くらいあるのよ」

 妻がそんなことを言い出さないか、私はヒヤヒヤしていた。


 徳島では阿波踊会館で、季節外れながら、有名連の踊りを見学した。小型観光船でひょうたん島周遊にも出た。

 赤シャグマたちが初めて乗る船だった。風が強くて、船酔いが続出し、妻は介抱に奔走していた。

 妻はクルーズを一番楽しみにしていただけに、不満が残った小旅行だった。


 その5


 一日中、移動していたので、電話がかかったことに気付かなかった。携帯を見たのは、帰りの汽車の中だった。市長から三回、電話が入っていた。

「申し訳ない。今日は取り込みがありまして」

「大変な時に、こちらこそ、お電話などいたしまして」

 次週の月曜に再訪したいということだった。

(どのツラ下げて…)

 イラっとしていた。仏の顔もなんとか、私は底抜けのお人よしではない。


「ご報告が遅れまして。わたくしといたしましても、徹底調査を厳命しましたところ、不適切保育の事例のほか、所長による職員へのパワハラ、セクハラ、労働協約違反、補助金の不正受給などが発覚いたしました。不適切保育の当事者は責任を取って辞職し、その後も退職者が続出しております」


 もう断末魔だった。

「それで、子供たちはどうなるのですか」

 私が最も心配しているのは、このことだった。

            ☆

「それ、それなんですよ。市といたしまして、所長を刑事告発する方針ですが、おそらく所長職にはとどまれないでしょう。そこで、保育所の再建に是非、赤シャグマさんたちのお力を拝借したいと、こういう次第なんです」


「しばらく考えさせてください」

 私は市長を帰した。

 介護センターの事業も忙しくなっている。その上、保育所の運営に割ける時間があるだろうか。何より、赤シャグマたちは保育の素人だ。お人形さん遊びのようにはいかない。

 みんなの意見が聞きたくなって、召集をかけた。


「やってみたい。アタイ、そういうの大好き」

 おみよは真っ先に手を挙げた。

「ウチも」

 おのぶだった。

「常勤でなくても、七人でローテーション組めば、子供たちの世話できるんじゃないの。あんなに可愛い子供たちをおっぽり出すのは心が痛むよ」

 はつゑは私の心の内を察していた。

            ☆

 赤シャグマたちに押し切られてしまった。

 残った職員と再建会議を開き、役割分担も決めた。

 赤シャグマたちの運営は見事だった。

「ダテに歳は取ってないですなあ」

 市長は思い付きでモノを言うから困る。


 よその保育所に移っていた子供も戻った。例のチックの子は真っ先に手続きした。おみよとあやとりに興じる様子は、関係者の涙を誘わずにおかなかった。


 新規入所者も増えた。

「ここの保育所でお世話になりたいんです。主人と離婚までして、愛媛県から引っ越してきたんですよ」

 そのママさんは入所を断られたら、座り込みでもしかねない勢いだった。


 赤シャグマ保育所はマスコミでも話題になった。テレビ局や雑誌社が押し寄せ、子供たちへの影響を考えて、取材制限をかけるしかなかった。


 結果的に若い夫婦の転入者も増えてきた。赤シャグマたちは昼夜を問わず、働いている。物価高騰が家計を圧迫している折から、棲みついた家を裕福にする赤シャグマへの期待は大きい。

 また、オプションとはいえ、昼寝している乳幼児の足をくすぐるサービスは、赤シャグマ保育所ならでは。よそでも導入を試みてはいるらしいが、いまだ成功例は聞いていない。赤シャグマくらいの熟練者でないと、寝た子を起こしてしまうのがオチだ。

 何かの縁で、令和期のサポーターになったものの、赤シャグマたちに長時間労働させるのは心苦しくなってきた。

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