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デストラクションクインテット  作者: キタリア
青碧のおはなし
3/28

さっきのちょい絶望はなんだったんだ…

 とりあえず。知らぬ土地に飛ばされたらすることは一つしかないだろう


「探索だーー!!」


 最近は、不景気(インドア思考)が続いて旅行なんてろくに行けててなかったため、半強制的に外に出されるのはありがたい


「わけねえだろ…」


 興奮で情緒が不安定気味になったまま思考を続ける

 町とかならまだ探索なのは楽しいだろう。だがあいにく、今いる場所はアマゾン人もびっくりな森である。

 薬草の知識があるわけでもないただのパンピーがこの森を楽しんで探索することはほぼ不可能だろう。

 獣道すらない場所を歩いていくのは流石の異世界(仮)でも億劫(おっくう)になってくる。


「だけど探索しないと、それこそ危険だよな…」


 卒業式から何から何までありすぎて、元気、勇気、力はもう尽きてはいるが。現状この世界に昼夜のサイクルや天気と言う概念があるのかも怪しい。こんな状態で過ごすのは流石に気が引ける。


「とりあえず、野宿の準備とかしなきゃ行けないよな」


 流石にこんな森のど真ん中で堂々と寝るのは流石に不用心がすぎる。異世界(仮)ではあるが、異世界には変わりない、どでかい虫なんかが睡眠を邪魔してきたら二度目の死を体験してしまいそうだ。今度死んだらどうなってしまうのだろう。

 幸いまだ日は高いのですぐに暗くなると言うことはないだろう。


「ん?」


 とりあえず乾燥した木の枝でも集めようかと森に向かうと、見慣れた建築物が建っていた。

 見慣れた建築物が建っていた。


「大事なことだから二度言いましたってか?ってそんなこと言ってる場合じゃええ!」


 そこには、森の中には似合わない和風な一軒家が建っていた


「実家じゃねーか!」


 見慣れている理由は単純明快その家が実家に。僕がおばさんの家にお世話になる前に住んでいた家と見た目がそっくりだからだ。なぜこんな未開拓地に家が建っているのかはわからないが、ここが本当に現実世界とは勝手がちがうと言うことを再認識した。流石異世界


 そうなると。中に入ってみたくなる。

 好奇心には逆らえない。


「とりあえず、入ってみるか」


 中に入ってみると…あら、びっくり。内装までそのまんまコピペされていた。


「ふかふかベットもあるし水道も通ってる。なんなら電気も通ってるな…どっから引いて来てるんだ?」


 一応、水道どうこうは、異世界(仮)では細かいことは気にせず。快く使わせてもらおう。いちいち気にしていたら異世界はキリがないことぐらい僕は知っている。


「野宿は回避できたみたいでよかった。」


 野宿をしろと言われたらする覚悟ではあったが。インドア現代人には厳しいところもあったので、このような施設があることはありがたい。

 当分はここを拠点として活動していけばいいだろう。


「あとはこの辺りの探索だな」


 時間は、たっぷりありすぎるほどあるので5日間ほど探索してみることにした。

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