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異世界は小悪魔と共に  作者: 特攻君
第十三章 フェリアスの空
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レイナス日記3

 レイナスは聖剣ロゼを手に持ち、金髪の男性と対峙たいじする。

 その男性は勇者候補のシュンであり、鋼の剣を眼前に構えていた。よろいと盾も鋼で作られており、防御力は高そうだ。

 テラスの前で、これから模擬戦を始めるところだった。また二人の周囲には、シェラ以外の全員が集まっている。

 審判役として選ばれたのは、アーシャとギッシュだ。

 なぜ、このような状況になっているかと言うと……。



◇◇◇◇◇



 屋敷の外に出たレイナスは、空を見上げて清々しい笑顔を浮かべる。とはいえ気分は優れないので、こうやって気分転換をしていた。

 愛しのフォルトがおらず、一人で寂しく寝ているからだ。

 体がうずいて仕方ない。


「今日も良い朝ですわね」


(はぁ……。フォルト様は早く戻られないかしら? 森から出るようになって、温もりが無いのは寂しいですわ。ですが……。きゃっ!)


 フォルトが嫌々ながらも森の外に出るのは、身内を思ってのことである。だからこそ今は我慢して、幽鬼の森に帰還するのを待つ。

 逆に離れている時間が長いと、反動で普段以上に燃え上がるか。

 脳内をピンク色に染めたレイナスは、人の気配を察知して姿勢を正した。


「レイナス先輩おはよう! あれ? どうしたの?」

「何でもありませんわ」

「そう? 朝から顔が赤いけど!」

「ふふっ。アーシャもね」


 遅れて屋敷から出てきたアーシャも、同じ穴のムジナである。

 いや。それは、ソフィアやシェラも同様だろう。お風呂の後はフォルトの寝室に入り、ハッとして出ていく様子を目撃している。


「朝食の前に、訓練をやってしまいましょうか」

「さすがに、あたしも慣れたわ」

「最初は嫌々でしたわね」

「そりゃあねぇ。でも、日課って怖すぎるんですけど!」


 フォルトの惰眠は物凄く長いので、朝はほぼ寝ている。

 その時間を使って、皆は自分の時間を作れていた。

 レイナスとアーシャは魔の森にいたときから、基礎訓練を日課としている。もう慣れたもので、二人とも体を動かしたくなっていた。


「早く強くなって、悪魔になりたいですわね」

「あたしはまだまだ先だあ!」


 レイナスとしては、早く人間を捨てたかった。

 寿命の無い悪魔になることで、フォルトと永遠に一緒にいられるのだ。人類から悪魔だと蔑まれようが、愛する人が望んでいるのだから別に構わない。

 とりあえずアーシャは、レベル三十を目指すのが先である。


「では強くなるために始めましょう」

「もっちろん!」


 二人は準備体操をしてから、ランニングを始めた。

 以降は、腕立て・腹筋・スクワットなどをこなす。

 これだけでレベルは上がらないが、基礎訓練は続けてこそ意味がある。途中で休憩を入れながら、三時間ほど続けた。

 そして訓練が終わる頃に、ソフィアとシェラがテラスに集まる。


「お疲れさまです」

「はぁはぁ。いい汗をかきましたわ」

「ふふっ。魔法の服は便利ですね」

「汚れは良いのですが……」


 フォルトが魔法付与を施した服は、すぐに汚れを落としてくれる。だが、汗をかいたことには変わりはない。

 女性として清潔感も重要なので、アーシャと一緒に風呂場に向かう。


「レイナス先輩は変わらないわねぇ」

「何がですか?」

「スタイルよ、スタイル」

「アーシャも同じですわよ。フォルト様の視線を奪っていますわ」

「まあねぇ」


 基礎訓練では余計な筋肉が付かないように、肉体を追い込むことはしない。

 これもフォルトのためで、涙ぐましい努力の賜物である。とはいえレイナスが、そこまで気を遣っていることを知らないだろう。

 男とは、そういうものだ。

 そして汗を流し終えたら、すぐに朝食を作る。

 ソフィアとシェラが、朝のティータイムを楽しんでいる間に……。


「レイナス先輩! 今日は何を作るの?」

「目玉焼きと野菜サラダですわね。アーシャはパンを用意してくださる?」

「いいよぉ」


 フォルトとアーシャは残念がっていたが、こちらの世界に白米は存在しない。

 小麦が主流であり、小麦粉にしてパンを作っていた。レイナスが暇を見てはコネて冷やしておくので、普段は焼くだけで良い。

 朝食は夕食と違って、簡単に済ませられる。


「レイナス様。今、大丈夫ですか?」


 朝食を作っていると、ソフィアが食堂から顔を出した。

 先に調理場に入られると拙いが、先にアーシャと占領しているので安心だ。


「もう完成していますので大丈夫ですわ」

「えっと……。シュン様が……」

「うぇ。シュンがどうしたの?」


 ソフィアから出た人物の名前で、アーシャの機嫌が悪くなる。

 それには、クスっと笑いそうになる。とはいえ勇者候補チームの対応はレイナスが請け負っており、何か問題が発生した可能性がある。

 話の続きを促すと、意外な話が飛び出した。


「私と戦いたい、ですか?」

「はい。レイナスさんと模擬戦を行ってから帰りたいと……」

「いいんじゃない? レイナス先輩、シュンをたたきのめしちゃってよ!」


 アーシャがムキーっとしながら、レイナスをけしかけている。

 彼女の気持ちは理解しているので、それは望むところだ。今までの無礼もあり、少しはおきゅうを据えたかった。

 しかし……。


「フォルト様に許可を得ませんと……」


 レイナスは、フォルトの所有物である。

 許可も無く、シュンと模擬戦を行うことははばかられる。自身は強くなることを望まれているが、その実力については隠したいと思っているはずだ。

 ここは、不本意ながら断るしかないだろう。

 そう思い至ったところで、とある人物がソフィアの後ろから顔を出した。


「おいレイナス。俺と戦ってくれよ」

「シュン様! 外で待っているようにと伝えましたよね?」

「ちょっと! なに勝手に入ってきてんのよ!」


 模擬戦を提案した張本人の登場だが、これは非常識だ。

 温厚なソフィアですら、抗議の声を上げている。当然のようにアーシャも、シュンに対して怒りを露わにしていた。

 屋敷の主に許可を取らず、中に入り込むとは……。


「そう怒るなアーシャ。こうでもしねえと、レイナスは戦わねぇだろ?」

「貴方はふざけているのですか?」

「ふざけてねぇさ。帰る前に、ちょこっと模擬戦をしてくれりゃいい」

「と、とにかく屋敷から出ていきなさい!」

「そうよ! さっさと消えなさいよ!」

「シュン様。さすがに擁護はできませんよ」


 レイナスは退去を命じたが、ここでふと考える。

 ここまでのことをされて黙って帰したら、フォルトに申しわけが立たない。穏便に対処するにも、限界はあるのだ。

 断ろうと思っていたが、続くシュンの言葉が決定的だった。


「おっさんなんかにお前らは守れねぇよ。俺が証明してやるぜ?」

「何ですって!」

「あんな小太りの中年よりも、俺のほうが強ぇに決まってんだろ!」

「口を閉じなさい!」

「みんなだまされてんのさ。俺と戦えば分かるぜ!」

「………………」


 この安い挑発は、レイナスの感情を逆なでした。元々無礼な男だったが、よりにもよってフォルトを侮辱したのだ。

 しかも……。

 人間よりも、はるかに強大な力を持った魔人に対して。

 身内を一番に考え、愛してくれる人物に対して。

 そして、身内の全員が永遠に一緒にいたいと決めた男に対して。

 知らないとはいえ、身の程を分からせる必要があるだろう。


「分かりましたわ。朝食を済ませたら、貴方のお相手を致しますわね」

「へへ。そうこなくちゃな。悪かったな。勝手に上がり込んでよ」

「もういいでしょう? さっさと屋敷から出ていきなさい!」

「はいはい」


 これが、シュンと対峙する前の出来事だ。

 現在は朝食を済ませて、シュンと向かい合っているのだった。



◇◇◇◇◇



 まずは、おっさん親衛隊と勇者候補チームから審判を出した。

 勝負に割って入れる者と、公平性の観点から選抜している。両チームの中で一番強い者が戦うので、二番目に強い者が審判に選ばれた。

 それが、アーシャとギッシュだ。


(ふぅ。まずは冷静になりましょう)


「ロゼ」

「(なあに?)」

「いつもどおりにね」

「(殺しちゃ駄目なんでしょ? 魔人に怒られると思うわ)」

「殺したほうが面倒がなくなりそうだわ」

「(私はいいけどね。ザ・普通なんてどうでもいいわよ)」


 この場でシュンを殺害したほうが、フォルトのためになるはずだ。しかしながら彼は、それを望んでいない。

 同郷の者に遠慮しているのか、双竜山の森でも譲歩が目立った。

 そしてレイナスには、愛する男の意向を無下にできない。


「冗談ですわ。フォルト様から許可を頂いたときに、改めて殺すわ」

「(そう? まぁレイナスが負けることはないと思うわ)」

「当たり前ですわ!」

「おい! そろそろいくぜ!」


 聖剣ロゼとの会話は、他の者には聞こえない。

 シュンがしびれを切らして、戦闘態勢に入っている。チラリと審判を見ると、開始の動作に入ろうとしていた。

 レイナスも聖剣ロゼを構え直して、模擬戦の開始を待つ。


「けっ! 負けんじゃねえぞホスト!」

「レイナス先輩が勝つに決まってるっしょ! じゃあ……」

「「始め!」」


 模擬戦が開始され、周囲の者たちは息を飲んで見守っている。

 レイナスは、いつもどおりの戦術を開始した。



【ヘイスト/加速】



 いつもどおりとは、相手が近づく前に、自身を強化することだ。

 ただし筋力増加魔法まで使うと、シュンに致命傷を与える可能性があった。だからこそレイナスは加速の魔法だけに留めて、相手の様子をうかがう。


「いくぜ! 『鉄壁てっぺき』!」


 シュンはスキルを使って、防御力を上昇させた。騎士ザインが教えた戦術だが、基本に忠実という意味では厄介だった。

 魔法とスキルの差があれど、両者は初手を自己強化に充てる。

 レイナスは二手目として、先制攻撃を仕かけた。


「『魔法閃まほうせん』! はあっ!」


 レイナスは聖剣ロゼを振るって、剣閃けんせんを飛ばす。

 フロッグマン狩りで使っているスキルで、遠距離攻撃の一つである。相手には刃の形が揺らいで見えるため、剣や盾で受け止めることも可能だ。

 果たしてシュンは、どのような対処を見せるか。と言ってもただ待っているだけでなく、剣閃を飛ばした瞬間に走り出した。


「あめえ! そんな刃じゃ、俺の防御は突破できねえぞ!」


 シュンは盾を前面に出し、空気を切り裂いて飛んでくる剣閃を受け止めた。

 避けられるように飛ばしたつもりだったが、防御力を見せつけたかったのか。もしくは、単純に避けられなかったか。

 どちらとも受け取れるが、レイナスは相手の後ろに回り込もうとしていた。


(ふふっ。ルリとの模擬戦を思い出しますわね)


 ルリシオンは火属性に特化した魔法使いなので、火球などが無数に飛んできた。

 それを避けるための戦術だったが、相手を中心に円を描きながら走っているのだ。今回も同様であり、円の中心はシュンである。

 少し体を動かすだけで、こちらの走る姿は見られてしまう。

 要は、バレバレの行動だった。


「なんだあ。来ねぇのか? なら、『剛腕ごうわん』!」


 次もシュンは、スキルを使って腕力を上げる。しかしながらレイナスは、筋力増加の魔法を使っていない。

 それには、笑みを零してしまう。


(やれやれですわね。女性相手に腕力を上げるなんて、男としてのプライドは無いのかしら? まぁその程度の男ってことだわ。フォルト様の足元にも及ばないわね)


「いきますわ!」


 ここでレイナスは軌道を変えて、シュンに向っていく。だが距離があるのと目で追われているので、すぐに体を向けられる。

 実のところ、相手の背後を狙うつもりはない。

 観察することが目的だったが、大した収穫は無かった。


「来なっ!」

「はあっ!」

「あめえって言ってんだ!」


 いつもなら氷属性魔法を使って、相手を攻撃する。

 ただしレイナスは、攻撃のレパートリーを見せるつもりもなかった。愛しのフォルトはベッドの上で、「対人戦で重要なのは情報の有無」と言っていたからだ。


(模擬戦なのだから、相手にすべてを教える必要は無いですわね)


 全力を見せるのは、相手を殺害するときで良い。

 ともあれ、まずは剣と剣で力量の差を測る。

 聖剣ロゼを上段から振り下ろすと、シュンは剣を勢いよくぶつけてきた。剣を受け止めるのではなく弾き飛ばして、レイナスを無力化するつもりだ。


「何が甘いのかしら?」

「なにっ!」


 シュンは、スキル『剛腕ごうわん』を使っている。

 本来ならば、聖剣ロゼを弾いて然るべき。だがレイナスは読んでおり、つば迫り合いに持ち込んだ。

 両者共に両手で剣を握り直し、相手を押し込もうとする。


(お話になりませんわね。あれでロゼが弾かれないなら、実力は大したことがありませんわ。もう勝負を決めてしまおうかしら?)


「ぐうぅぅぅ」

「ふふっ」


 二人は、力比べに入っている。

 シュンの苦しそうな表情に対して、レイナスは冷ややかに笑っている。力量の差など、これだけでも分かろうというものだ。

 同じレベルと言っても、さすがに拍子抜けである。


「なぁめぇるぅなぁぁぁあああっ!」


 プライドでも傷付いたのか、シュンが怒声を上げて剣を押し込んできた。

 それは思っていたよりも力強く、少しずつレイナスが押され始める。


「ふんっ!」

「きゃ!」


 ある程度押し込まれたところで、シュンが剣をぎ払ってきた。

 当たるわけにもいかず、レイナスは後ろに跳んで避ける。


「やるじゃねえかよ」

「ちっ」


(面倒ですわね。同じようなレベルですし、あれぐらいはやれますか?)


 シュンは基本に忠実だが、これこそが騎士の戦い方でもある。

 それについては、レイナスも知っている。まだ伯爵令嬢だったとき、護衛だった騎士の戦い方を見ているからだ。

 勝利するには、もう少し手の内を見せないと駄目か。


「いい勝負をしてんじゃねぇか!」

「シュン! 勝てる勝てる!」

「シュ、シュン! 頑張ってください!」

「力じゃ負けてないよ!」


 勇者候補チームから、シュンに向かって声援が飛ぶ。

 それに合わせるように、レイナスにも声援が聞こえた。


「レイナス先輩! シュンなんてギッタンギッタンにしてやって!」

「怪我だけはしないでくださいね!」


 シェラは見当たらないが、屋敷の窓から見ているのは知っている。

 とりあえずレイナスは聖剣ロゼを正眼に構えて、再びシュンと対峙した。力比べは終わったので、次は技量を確認するべきか。

 攻撃の手数を増やして、相手が反応できるかどうかを探る。

 そう考えて実行に移そうとした瞬間、またもや挑発を受けた。


「ほら来いよ! おっさんに洗脳されてんだろ?」

「え?」

「洗脳でもされなきゃ、おっさんにれるわけがねえ!」

「何を言っているのかしら?」

「まぁ俺がすぐに解放してやるよ」

「だから何を……」

「おかしいと思わねぇか? あんなキモいおっさんによ!」

「(レ、レイナス?)」


 聖剣ロゼの声は届かず、レイナスは何かが切れる音を聴いた。

 同時に目の前が闇に染まっていき、聖剣ロゼを持った手を垂らす。


「レイナス先輩!」

「………………」

「レイナス先輩!」

「………………」

「レイナス先輩!」

「え?」


 どれぐらいの時間が経過したのだろうか。

 レイナスの頭の中に、アーシャの声が届く。

 ハッとして意識を取り戻すと、フォルトに教わった決めポーズを取っていた。聖剣ロゼを肩に担ぎ、上半身だけ振り向いてシュンを見下ろしている。

 そしてギッシュが、グレートソードを構えていた。また彼の後ろには、シュンがうめき声を上げながら倒れている。

 はっきり言って、状況が飲み込めない。


「シュン! シュン!」

「ち、治療をします!」


 そこにアルディスとエレーヌが走ってきて、一緒に応急処置を始めた。

 どうやらレイナスが意識を失っている間に、審判役のアーシャとギッシュが模擬戦を止めたようだ。

 他の者たちは、彼女たちに遅れて近づいてきていた。


「わ、私は……」

「レイナス先輩の完勝っしょ! 凄かったよ!」

「ですが、少々やり過ぎですね。止めに入るのが遅れていたら……」

「けっ! 俺がそんなヘマをすっかよ。聖女さんも人がわりぃぜ」

「もう聖女では……」

「そ、そうだったな! だが俺の中じゃ、あんたは聖女さんだぜ」


 レイナスに記憶は無い。

 決めポーズをやめて自身の体を確認するが、魔法学園の制服は破れておらず、また傷は負っていないようだ。

 そこで目の前のアーシャに、模擬戦について尋ねた。


「アーシャ。私はどうやって勝ったのかしら?」

「え?」

「あ、後で構わないから教えてほしいわ」

「いいけど?」


 模擬戦をしていた本人から言われて、アーシャは少しだけ戸惑っている。

 とにかく勝利までの記憶が無いので、レイナスすら首を傾げる始末だ。とはいえ目の前が暗くなる直前に、「プッツン」という音が聴こえたのは覚えている。

 そしてキョトンと首を傾げながら、治療の様子を眺めるのだった。

Copyright©2021-特攻君

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