2〜5 シサツ、ドクサツ、シナズ、デテコズ
ここはとあるどこかのクソ小説
2
「やあこんにちわ!ホーキちゃんだよ!二話目だよ!
やったね!」
グサッ
「えっな、なんでシキリ君」
「この前殺しただろ」
グサッ
「ちょっやめて!ナイフ投げで急所外すのやめて!
死ねないから!」
「だからやってる」
グサッ
「ちょっ」
グサッ
「待っ」
グサッ
「死、死んじゃ」
グサッ、フラッ、ドサッ
「悪は滅びた」
ーーーーー
3
「やあ!さっき殺されたホーキちゃんだよ!」
「復活したな」
「うん!あっシキリ君、さっきはよくも」
ガッ、ガチャン
「えっまたやるの!?」
「引き金引こうとしといてよく言うぜ」
グサッ
「うっ、痛い!痛いからナイフ投げやめて!」
グサッ
「もうやらない!もうやらないから!」
「本当だな?」
「うん、いきなり撃ったのは悪かったから!」
スッ
「んじゃやめるわ」
「うう、痛い」
「死ねば?次回には元通りだぞ」
「うう、シキリ君の態度が冷たい。まあ死ぬけど」
「そう言うと思って」
「?」
「ナイフに毒を二種類塗っといた」
ガクッ
「か、からだが」
「麻痺毒が先に効いて、致死毒が後だ、楽に逝けるぜ」
「あ、ありあとぅ」
ドサッ
「毎回死ぬんじゃないだろうなこの小説」
ーーーーー
4
「やあ、また死んだホーキちゃんだよ!私もビックリ!」
「その自己紹介まだすんのか?」
「読者に小説と名前を覚えてもらうためだよ!これからもやるよ!」
「自己主張の強い女だ」
「シキリ君、さっきはありがとう!お陰で楽に死ねたよ!」
「そりゃどうも」
「シキリ君、なんでナイフ構えてるの?」
「念の為だ」
「このクソ小説だと永遠に殺し合いできるからね!」
「そういうことだ」
「今度は銃持ってないよ!隠し持ってもないよ!」
「本当のようだな」
スッ
「ホッ、やったね!今回はハッピーエンド!」
「毎回こうだといいんだが」
ーーーーー
5
「やあ!こんにちわ!前回始めて死ななかったホーキちゃんだよ!」
「これまでが異常だったんだ」
「そうだね!」
「それよりもなんで銃なんか持ってたんだ?」
「殺られる前に殺る為だよ!クソ小説だからね!」
「jkが銃を持てる世界か」
「そうだよ!素晴らしいね!」
「それよりも」
「なに?」
「何で俺は初回殺されたんだ?」
「言ってなかったね!名前が可愛くなかったからだよ!
ついでにこの小説の説明だよ!」
「小説の説明がついでか」
「私達主人公だし!作者のせいで何度か死んでるし!
ついででいいよ!こんな小説!」
「名前改名すれば。ついでに」
「もう四回も自己紹介してるし、もういいよ!」
「そうか」
「私も聞きたいことがあるんだけど」
「あん?」
「マノビちゃん何で出てこないの?」
「次回分かると思うぞ」
「じゃあとりあえず今回はここまで!次回も見てね!」
「またな」
ーーーーー
舞台裏
「つれーわ」
「うんうん、分かるよ、入力大変だよね」
「長期連載してる作者さんたちはすげーよな」
「うんうん、それにひきかえ、この小説の作者は」
「言ってやるな、俺たちの生みの親だ」
「仕方ないね、それよりも」
「?」
「マノビちゃん何で出てこないのか、こっそり教えてくれない?」
「あー、一言で言うと」
「うん」
「お前のせいだ」
「え?」
「ヒントは撃った銃弾の数だ」
「え?あっ!もしかして...」
「次回は血の雨が降るな」
「わ、私逃げ」
「逃げられないぞ」
「何で!?」
「この小説のこと忘れたのか?」
「作者ーーー!!??」
「どうなるか書きたいからなアイツ、俺も
次回生きてられるかな...」
続く