悪役令嬢の正体見たり
だいぶ前についったーかなんかで、「ただ王子様を待つだけのお姫様が嫌い」みたいな書き込みがありました。
でもね、ちょっと待ってください。
待ってたかどうかは分かりませんよね。王子。勝手に助けて恩と金で無理やり嫁にしたのかも。女の方からは断れない時代背景や身分社会があったのかも。
そこから、文化もマナーも違う隣国で、なんの後ろ盾もなく幸せになったのなら、もう百パーセントお姫様の努力の結果では?
あ、だから『悪役令嬢』とか『ざまあ』とか『婚約破棄』が流行るのか。
その書き込みのおかげで、分かったような気になりすっきりしました。
だって、お姫様もの読んで育ってるんですもん、お姫様やお嬢様好きですよ。だけど元来のお姫様ものには主体性がないので、それを軸に物語は書きにくいんですよね。
だから婚約破棄。だから破滅フラグ回避。
なるほど主体性。
実をいうと私も婚約破棄もの一個書きかけて放置しているのがあるんですよ。あれ? アレってどこで行き詰ったんだっけな。
ところで個人的には、女の子がめちゃめちゃ守られるやつ読みたいです。
国一番の魔法使いだけど、ヒロインのためにしか魔法を使わないとかそういうヤツ。どれだけ文句言っててもピンチのときには絶対来るみたいなの。
しかし最近、あることに気が付いてしまったのです。
男の子が女の子を守る話って、男女ともに嫌いって人、一定数いるイメージですが(あくまでイメージです)、
男の子が男の子を守る話には、あんまりツッコミ入らないんですね!
……需要があるわけだ。