夕暮れに立つクレーン
詩・短編を書いてみました。
気に入っていただけるか分かりませんが
一生懸命に書いてみました(^_^)
1000文字ぐらいで書いてあります。
物語の断片や本の1ページのようなモノだと思いながら
暇なときにでも読んで
楽しんで頂けると幸いです(^_^)
何かが作られては
必ず何かは壊されていく。
そんな弱肉強食とはまた違う空間がこの世界にはあるのだろう。
ということを
車での移動中で赤信号に捕まった時に
ふと見上げた建設中の大きなクレーンを見て思った。
そうか…。
ここも変わるのか……。
大きな音をたてながら建設用クレーンが動く。
きっとこれから
それが運ぶ鉄骨と現代までに積み上げた最新の技術が街を変えていくのだろう。
まるで
その光景は従順な創造者が自分の持つ力を使って暴れているかのようだ…。
もしあのクレーンが巨大生物のように暴れて
人間が奴らに立ち向かわなくてはいけなくなかったらどうなるだろう
多分
相応の武器がなければ相手にならない。
私が戦うとしたらどうしようか?
今で出来るとしたら根本に石を投げるくらいだと思う。
とはいえ
子供のようになって考えてみたが
それが実際に起こるとしたらITがさらに発展して
映画のような状態ならないとありえないのだけど。
高層ビルを作るためには欠かせない大型クレーン。
ある階層から
しゃくとり虫が動くように
空へと伸びていく。
きっと
ここには大きな建物が出来るのだろう。
プッ!
プッ!
後方者からクラクションが鳴る。
前を見ると信号が青に変わっていた。
私はアクセルを静かに踏み
ゆっくりと速度を上げる。
また来るかもしれないが
その時は今記憶の跡がなくなっているだろう。
それが変化なのだ。