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異世界生物観察録  作者: 米太郎
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第1話

「ふぅ、やっと今日の仕事も終わった」


そんな独り言をしながらもう誰もいないフロアで死んだ魚のような目をしながら帰り支度をしている37歳、渋谷 洋。


「はよ、帰ろっと」


洋は良くないと知っていつつ歩きスマホでハマっているゲーム[パケモンGO]をしながら帰っていた。このゲームは色々なモンスターを捕まえて育成してバトルさせたりなんかできるゲームなんだが、モンスターの種類が多いとこが洋のお気に入りだった。


「おぉ!!ついにデカチュウのピンク毛メスをゲットだぜぇ!!」

新しいモンスターを捕まえてルンルンで交差点を曲がり、もう少しで家に着くというところだった。


「おい、そっちに行ったぞ!囲め!」

通り沿いの公園から喧騒が聞こえてきた。

「狙え、狙え!」「誰が仕留めるか勝負だ!」

4人の若い男達がボウガンを持ちながら犬を追い回している。追われている犬は後足に矢が刺さり思うように走れていない。


「なっ!?おい!お前らなにやってんだ!!!」

自分でも思ってたより大声が出ていた。

何よりも早くあの犬を保護しなければとの思いで、走り出していた。

ブルブルと震えているコーギー犬を急いで抱き抱えた。

信じられない、こんな可愛いワンコを寄って集って殺そうというのか?!

「おまえら何やってるのかわかってんのか?!?!警察を呼ぶからそこから動くな!」

と言った瞬間だった。


ドンッという衝撃を胸に感じた「あ、え??がっ」抱き抱えた犬ごと洋の胸にボウガンの弓が突き刺さっていた。


「あはははは、的が止まったから狙いやすかったぁ僕の勝ちだねー、まさか大物まで一緒に狩れるなんて最高ぅふふ」

あ?え?嘘だろ、俺死ぬのか?体が動かない

この子も助けられなかったのか。

体が倒れ仰向けのまま力が抜けていく。

そのまま洋は意識を失った。

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