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プロローグ1

 神界の宮殿の庭園の一画で光の神と闇の神は言い争っていた。


「君がヴァンパイア族の魔王に力を与えすぎたせいで、世界のバランスが崩れ気味じゃないか。まったく。

 だいたい、君ってやつはいつもそうだ。加減ってものを知らないのか、この前だって、、、」


「ちょっと待ってくれよ、今回のはお前のせいだろうが。お前が勇者の育成を怠ったことが原因だろう。お前はいつも俺のせいにして、前の世界が滅んだのだってそもそもはお前が、、、」


「なんだい?僕のせいだって言うのかい?」


「そうだっていってるだろ!」


 二人が何かと口論しているのはいつものことだった。だからこそ周りにいるどの神も止めようとはしない。どちらかといえば微笑ましそうに見ているばかりだ。


 そこへひとりの老人がやってきた。いかにも優しそうな雰囲気の好々爺と言った風である。


「おぬしら口喧嘩はそこまでにしておけ」


「あっ、創世神様!また光のやつが自分のミスを俺のせいにするんだ。」


「違うのです闇の方こそ自分のミスを棚に上げて、僕のことを責めるのです。」


 この老人こそすべての神の長にしてこの世界の創世神だった。


「ホッホッホ。二人とも落ち着きなさい。もうちょっと神として然るべき落ち着きを持ったらどうじゃ。」


「わかりました、創世神様。おい光、お前も気を付けろよ!」


「君には言われたくないね、闇の神君。ところで創世神様僕たちに何か?」


「そうじゃった。この前、創世神会の集まりでとある世界の創世神に人族の魂魄をもらってのぅ。同じ人族の幼子を助けて、不慮の事故で亡くなったそうじゃ。本来なら別の人族が助けてだれも怪我することはなかったはずだったのじゃが、善意を司る下級の神の介入で想定外の死を迎えてしまったと言うことらしい。神側の不手際で死なせてしまったために魂が消失する前に保護したらしいのじゃが、同一世界での蘇りは禁忌じゃからのぅ。寄り合いのときに別世界の神に譲渡することでなんとかしようとしたらしい。」


「その魂魄と僕たちになんの関係があるのでしょうか?」


「お主たち二人にはこの魂魄の転生を頼みたいのじゃ。」


「二人でですか?俺がこいつとやるのかよやだよ。相手変えてくださいよ。」


「創世神様の頼みといえどもそれは困ります。闇の神に転生者の管理は早いでしょう。僕が一人でやります。」


「お前の方こそ転生の仕事は早いぜ。創世神様、俺がひとりでやってみせましょう。」


 転生というのは本来なら交じり合わないはずの世界どうしに接点を作ってしまう行為であり、世界のバランスを守る観点から、神の仕事のなかでも管理の難しい業務とされ、これを創世神から任されることは神として一人前だと認められることだとされていた。


「落ち着け、おぬしらはまだまだ神として半人前じゃ。だからこそふたりでやるんじゃよ。これはすでに決まったことじゃ。今の世界が崩壊する前に二人で力を合わせて世界のバランスを保つんじゃよ。それじゃワシはもう行くからの。」


 そう言って創世神はその場から離れていった。


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「創世神様、あの二人は大丈夫でしょうか。世界への影響力の大きい光と闇の神にしては、少々精神的に幼すぎるのではありませんか。」


「そこまで心配せんでもよかろうて、愛の神よ。たしかに二人ともまだまだ半人前じゃが、いずれは一人前の神として働かなければならんのじゃ。今回のことで少しでも成長してくれればいいのじゃがのぅ。」


 愛の神と呼ばれた女性はその恐ろしいまでに整った顔を少し困ったような、また何かを決意したような表情にしていた。


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「おい光の神、転生者の管理どうする?俺が全部やってもいいぜ。」


「全く君ってやつは。創世神様に二人でやるように言われただろう。」


「それはそうだけどさー。どうやって管理するつもりなんだ。なんか考えあんのかよ。」


「それは今考えてるところだよ。君もそのあまり良くない頭を使って考えたらどうだい。」


「なんだと。このやろう。俺が馬鹿だっていいたいのか。」


 二人は言い合いながらも、仲良く?創世神に任された仕事についてあれやこれやと相談していた。

初投稿作品ゆえ至らぬ点もあるとは思いますが、誤字脱字、不明瞭な点などご指摘よろしくお願いします。

感想なんかも貰えたら凄く嬉しいです。

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