2日目『レイプ』
いつの間にやら寝てしまっていた。
明日の用意もろくにやっていない。
今日は、数学がある。
「母さん、今日ちょっと休みたいなぁ。」
「何言ってんの。内申下がるわよ。」
ちょっとくらいいいじゃないの。
気を重くしながら、学校へ向かう。
いつもは友達と行くけれど、今日はちょっと遅くなったから
先に行ってもらった。
信号で待っていると、近くにおじさんが沢山居る事に気付いた。
しかもすべて私を見ている。
(何これ・・・。誰か・・・誰か助けて・・・!)
人通りが少ないここは、誰も通らなかった。
青になって、私は走って逃げようとしたが、
捕まった。
「んぅぅううっ!!」
手で口を塞がれて、抱えられて、そのまま車の中に。
その時、車のナンバーが目に入った。
混乱しながらもちゃんと覚えた。
車の中はクーラーで涼しかった。
車の中にも二人、男性が入っていた。
車が発進する。
「やぁぁっ!やめて!!」
そのまま私はレイプされた。
道路に放り出されたのは夕方。
私は疲れ果てて、服のボタンもめちゃくちゃだった。
「ここ・・・どこですか?」
コンビニの店員に場所を聞いたところ、
ずいぶんと遠くだった。
しょうがなくタクシーで帰った。
「どうしたのよ!学校も行かずに!!」
母さんの怒鳴り声。
「母さん・・・私・・・」
泣きながら朝起きた出来事を全て話した。
その後、車のナンバーを覚えていたので、
それを母さんに言って、警察へ連絡した。
学校にもちゃんと事情を話した。
警察に捕まればいいけど・・・。
私はとりあえず、そう願って寝た。