襲撃の結末
一年ぶりに投稿です。
いやーとてもお恥ずかしい
それは数分前の出来事だった。
1班が家電量販店の照明を付けに行き、奥の事務室へと足を運んでいた時だった。
2班のクォーツ達はそのまま外で待っていた。
クリアリングも終えて入っていった1班の人数は4名、それぞれが異常脳力を持ち銃器の知識もあるメンバーが二人もいたからか、2班はそのまま外を見張っていた。
しかし、部屋に入った1班の悲鳴と銃声が聞こえたため、彼らは急いで彼らを助けようとそこに入る。
クォーツ達2班はすぐに反応して入ったはずだったが、そこにはあの継ぎ接ぎの覆面を被った大男が包丁を使わずに肉弾戦で既に意識を失った1班の4名が倒れていた。
『な、なにしてやがる!』
2班のリーダーでもあるスタンダードは急いで銃を向けるが、その前に男が動いていた。
覆面の男は急いで彼女の銃口を塞ぐ。
特殊部隊にいるスタンダードは暴発の恐れがあるため引き金を引くのを躊躇い、その隙に大男は空いた手でスタンダードの首を掴むと持ち上げた。
そこまでは、通信で聞いていた通りだと思ったチャージだったが。そこからは信じられないことだった。
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『そ、そこにいる男は私たちが不審な動きをしたらスタンダードとみんなを殺すと言ってペットボトルのみみみ水をばら撒きやがったんですよ!こんなところでバシャバシャとぶっかけてくるなんてもうやる事なんて分かってますでしょ!』
『それで?まさかその程度で従ったわけじゃないわよね?』
『ちょっとパニックになっていたものでして…あまり考えられずにバレットとともに彼に言われたとおりに行動しました…』
『……』
チャージは呆れていた。
ここまでこの女と混乱に陥れたバレットが浅はかだと思ってはいなかったからだ。
『つまりここまで都合が良くなるように配置していたのを手伝っていたわけか…なるほど、ヘッドフォンがいないのはそういうことか』
ヘッドフォンの能力は周囲の音を調節する脳力、彼女も何らかの形で脅されて協力されている。
すべての顛末を理解したチャージは拳銃を下した。
もう何もかもがばかばかしくなったからだ。
戦意も何も、すべて仲間の裏切りによって崩れ去っていたからだ。
そうしているうちに背後でブチブチと配線を引きちぎる大男が立ち上がる。
「お話は終わりか?」
相変わらず日本語で何言ってるのか分からない男にチャージは乾いた笑みを浮かべて言った。
『えぇ、私たちの負けだわ』
それを聞いて分からないなりにいろいろと察してくれたのか、大男は一度にやりと笑うと大きく振りかぶって拳をチャージの顔面に向かわせる。
それを最後にチャージは意識をプツリ、と失った。




