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首斬り魔


今か今かと、未だに光る携帯や機器の光と煙で怪しい雰囲気を醸し出す店内で待ち構えていた彼ら。


照明が着き次第部外者である男を総員で抹殺する気でいた。


しかし、照明はつくことはなかった。



タン、タン、タン!



三度の発砲音、それと同時に数名の悲鳴が奥から響く。

その叫び声に彼らは聞き覚えがあった。



ダンダン!



また発砲音、そして悲鳴。

同じように繰り返し交互に聞こえるその音に全員顔色を変える。


何かが起きている。


異常事態の前に困惑する他のメンバーを置いて、冷静を顔に張り付かせながらアウトマンは向かわせたメンバーに無線をつないだ。



『こちらアウトマン、何が起きた?』


『……こ、こちら2班のクォーツです!敵の襲撃にあい1班は全滅!!スタンダードも応戦虚しくくくくく………首を切られて殺害されました!』


『……』


『現在私は近くの携帯ショップのカウンター内に隠れています!!………もしもし!?聞こえていますか!救援を下さい!!』



彼は無線から聞こえる悲鳴に近い声を耳にし、聞いただけで5人もの隊員が殺された現状に絶句する。


それだけではない、彼らが曲がった商品棚からバレットと呼ばれている中年男性が現れ、息を切らしながらこちらに戻ってきた。



『や、ヤバイ!ヤバイぞヤバイぞ!!あの男ヤバイぞ!!俺以外を全員殺しやがった!!』



戻って来るなりそう言って他のメンバーをすり抜けて出入り口に向かって行ってしまう。

それを見て怖気付いたのか、他のメンバーも後ずさってしまい動揺を隠せなくなる。


それはアウトマンも同じだ。


彼も今、予期せぬ事態に口の中が乾いていくのがわかる。

逃げていくバレットを目で追いながら、掠れた声でクォーツに連絡を取る。



『……何があった?』


『そ、そんなことよりも救援を下さい!!私はあんな殺され方嫌です!死にたくない……助けて…!』


『良いから仕事を全うしろ。そんなんじゃ救助にも行けない』


『……!』



アウトマンは息を呑む彼女に努めて冷酷に言い放つ。

それに気圧されたのか、クォーツは淡々と説明し始める。


怯えてたどたどしく、短絡的だったがまとめるとこうだ。


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