表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔界戦記譚-Demi's Saga-  作者: 九傷
第3章 羅刹の鬼達
143/282

閑話 人物・用語 解説⑤

一区切りとなる為、例の如く人物・用語 解説です。

読み飛ばして問題ありません。

前章での新規追加キャラ、新用語、追加情報などを記載しています。

・登場人物・補足


>人族

絶滅したとされる種族。かつては最も弱い種族だったらしい。

特徴:魔力が無い、精霊を宿していない


トーヤ:この作品の主人公。人族(?)。オーク達に救世主扱いを受ける。獣人族の街、荒神にて左大将に任命される。

武器:レンリ(古木の子 精霊を宿す)

技術:内精法、外精法(魔法)、ゴブリン流棍棒術、剛体、闘仙流


>ゴブリン族

土の精霊と関わり深い種族。平均的になんでもこなすが、突出した取り柄は無い。魔力保有量は全種族で見て下から5番以内。

レッサーゴブリンはその中でも亜種。ハーフや変異種を指す。


ライ:トーヤの親友。レッサーゴブリン。トーヤの近衛兵長に任命される。

武器:古木の棍棒

技術:内精法、ゴブリン流棍棒術


ゾノ:レッサーゴブリンの若者。戦士。


ゲツ:レッサーゴブリンの若者。最年少。見張りを務める


ザルア:レッサーゴブリンの長。土の魔法に長ける。筆頭術士に任命される。


オルド:ライの父。故人。



>トロール族

亜人の中でもトップクラスの身体能力を持つ。特に、日中であれば無限に近い体力と回復力を持つとされる。

魔力保有量はゴブリン並みに低いが、日中であれば常に回復している為、魔力切れを起こすことはほぼない。

ごく稀に頭部を複数持つ個体が現れる。共通して戦闘能力が高く、極めて狂暴。

共通技術:内精法、光合成、剛体、感覚遮断


ガウ:将軍に任命される。

武器:岩の大剣、竜骨刀(二刀流)

技術:咢


デイ:ガウの子分。


ダオ:ガウの親友。


イオ:トロールと獣人のハーフ。人族くらいの体格。ガウの親友。女剣士。副将軍に任命される。

武器:アントニオ(鉱族。精霊が宿る)

技術:亜神流剣術


ジュラ:女戦士。姉貴分。


ギイ:バトルマニア。


テオ:バトルマニア。


ドア:バトルマニア。


ゲン:バトルマニア。生き埋めにされた事がトラウマ。


アギ:レイフの森北部の幹部。ガウに敗れ、死亡


グラ:トロールと鉱族のハーフ。レイフの森北部の元幹部。トーヤから参謀になる事を期待されている。

武器:金属製の剣

技術:亜神流剣術


ドウド:トロールとハイオークのハーフ。向上心の強い若者。闘仙流に入門。


ライド:トロールと獣人のハーフ。向上心の強い若者。闘仙流に入門。




>オーク族

ゴブリンと同様、土の精霊と関わり深い種族。ゴブリンと違い、優れた体格を持ち、身体能力もそこそこ高い。

ただし、器用さで劣り攻撃は単調になりがち。出産時、母体の致死率が高いという種族的な欠陥を抱えていたが、

トーヤがもたらした帝王切開の技術により救われる。


ソク:長の補佐役。術による構築能力に長ける。上級術士に任命される。


シア:術後の経過は良好。愛娘、セシアもすくすくと成長中。


セシア:シアの娘。オークは成長が早いが、その中でも際立って早い様だ。



>獣人族

優れた身体能力を持ち、ベースとなった獣特有の能力を使いこなす。その為、特徴は多岐にわたる。

全体的に魔力保有量が多いが、偏りは大きい。

共通技術:内精法、剛体


キバ:亜人領の魔王。獣王 グラントゥースは獣人の王たる称号。大雑把な性格。600歳。


ソウガ:魔王の近衛兵長。まとめ役。キバの息子だが、タイガやリンカとは腹違い。


タイガ:亜人領の右大将。国のナンバー2。キバの息子。


リンカ:亜人領の元大将軍。左右大将に次ぐ地位だったがトーヤに付いていく際に返上。キバの娘。


フソウ:第二王妃。ソウガの母親。至って真面目に見えるが、周囲に人が居なくなると素に戻る。


トウジ:将軍。おっさん。スイセンの実の父。対複数の戦闘を得意とする。良く通る声を持つ。


サイカ:将軍。トウジ将軍とは同期だが、明らかに若く見える。元諜報部出身で、機動力においては荒神でトップの部隊を率いる。


スイセン:リンカの配下で補佐役だったが、トーヤの近衛兵に。犬っぽいお姉さん。魔力操作に長けている。

技術:反打、闘仙流


ボタン:上級術士。犬っぽい女性。


シュウ:戦闘能力が高い。部隊をまとめる兵長に任命される。

技術:半獣化


サンジ:砂漠蚯蚓に食われたが、実は生きていた。ただ、酸による火傷が激しい為、療養中だがそろそろ復帰。


ガラ:元傭兵。鉄の大剣を使う獣人。ガウに匹敵するほどの実力者。


サンガ:小物臭い獣人。小柄で小人族としても扱われる。


シオウ:元レイフの森西部の住民。その前は北部にいたが、グラ達に追いやられた過去を持つ。イオに叩きのめされた事を切っ掛けに、心酔するようになる。


ヒナゲシ:奴隷の少女。トーヤを主として慕う。ハーフの獣人のようだが、詳細は不明。


ココウ:亜人領南部で名を馳せる武勇。虎系統の獣人。グラに敗北する。


>小人族

厳密には種族ではなく、亜人の中でも小型な存在を指している。

特に他種族との混血や、逆に血を守る為に近親相姦を繰り返す地域に発生しやすい。

その為、両方の理由からエルフには多く存在する。


ヘンリク:小人族集落の生き残りの少年

イーナ:小人族集落の生き残りの少女


>エルフ(ハーフエルフ)族


コルト:鉱族との混血。ハーフエルフ。土の術に長けている。


アンナ:エルフ。アルビノであり、白き美しい髪と肌に紅い目を持つ。過去の出来事により目を閉ざされ、その事が原因でずば抜けた感知能力を持つ。

技術:闘仙流


アンネ:エルフ。アルビノであり姉、アンナと同様に美しい容姿を持つ。ただ、アルビノ特有の問題として、肌や目が紫外線に極めて弱い。

エステル:魔族との混血。ハーフエルフだが魔族との混血種はダークエルフと呼ばれ忌み嫌われている。

ハロルド:犬系獣人との混血。ハーフエルフ。

マリク:猫系獣人との混血。ハーフエルフ。

ロニー:猿系獣人との混血。ハーフエルフ。木登りが得意


ルーベルト:ダークエルフ。齢300年を超す実力者。トーヤの見解では魔王クラスとされている。「黒死』と呼ばれる最高級賞金首らしい。


ミカゲ:不死族とエルフのハーフ。ルーベルトの部下


>リザードマン(竜人族)

爬虫類ベースの獣人と言われるが、本人達は竜族の末裔を名乗る。

変温生物寄りの為、寒さに弱いが、強靭な肉体と、僅かながら再生能力を持つ。

魔力保有量は獣人に比べると少ないが、個体差もあり、基本的にはゴブリンよりも上。



臥毘(がび):ジグル一族の長。18歳。若くして長になった為、色々な悩みを抱える。直情型で調子に乗りやすい事は自覚している。

武器:竜牙刀


>古龍族

翡翠:美しい翠色の鱗を持つ子龍。その正体は遥か昔に絶滅したとされる古龍族。


>鬼族

紅:羅刹の鬼達の首領。紅姫と呼ばれる。限りなく人族に近い少女。

影華:紅の双子の妹。鬼の血が濃く、子孫を残すのに適していない為、羅刹の暗部、隠密部隊の隊長として活動をする。

月光:紅の臣下。文官にして武官。その実力はタイガにも匹敵するらしい。

涅槃:紅の臣下。命を奪われ、アルベールの傀儡となる。

蛭柄:涅槃と同様


>不死族

アルベール:吸血鬼。操血術という特殊な術を用いて死者を傀儡とする。



・用語解説

>地域名称

神域:聖地とされる世界樹の遺跡を内包する領域。各領地はこの地を囲むように存在している。

亜人領:亜人中心の領地。領主は魔王キバ。

魔族領:魔族中心の領地。亜人領の北に位置する。領主は魔王ゾット。

龍族領:龍族中心の領地。

妖精領:妖精族中心の領地。

蟲族領:蟲族中心の領地。亜人領の西に位置する。

不死族領:不死族中心の領地。亜人領の南西に位置する。

鉱族領:鉱族中心の領地。

空族領:空族は鳥族を中心とした空を駆る者の総称。上空全域が彼らの領域。

海族領:海族は魚人族を中心とした水に生息する者の総称。大地を囲う海全てが彼らの領域。


レイフの森:亜人領の北部に広がる広大な森。種族差別や戦禍から逃げ延びた者達が流れ着く先。エルフの里に続く北方は凶悪な者達が跋扈すると言われる。

荒神:亜人領の中心都市。獣人達を中心とした都市で、堅牢な城壁都市でもある。

羅刹:亜人領北西、妖精領との国境に面した鬼族の都市。荒神と和睦が成立し、国交を持つようになる。


>その他

精霊:万物に宿るとされる謎の生命体。生物には基本的に1体しか宿らない。空気や水などには混ざるように複数の精霊が宿っている。

内精法:内に宿る精霊に働きかけ、その魔力を体内に循環させる技法。これにより飛躍的に身体能力が向上する。

外精法:魔法と呼ばれる技術。実態は内精霊を経由し、外部の精霊に働きかける(仮契約)事で現象を発生させる技法。

ゴブリン流棍棒術:ライの使用している棍棒術。杖術かもしれない。名前はトーヤが命名。

光合成:トロールは光の加護と呼ぶ。仮説では葉緑素による光エネルギーの吸収能力。それが精霊の力で増幅し、魔力や体力に変換されている。

季節:前中後の3季節。春と秋を中季と一括りにしたイメージ。

魔獣:凶悪な性質を持つ精霊と結びついた獣。亜人領には約30種類程が確認されている

竜種:有翼種と無翼種の2種が存在する。特に有翼種は龍と呼ばれ天災として扱われる事も多い。爪と牙は魔力の干渉を受け付けない性質を持つ。


獣神流:獣人達の主要戦闘スタイルとも言える流派。

技:反打…あえて剛体を発動させ、その上で掴み技に移行し反発力を利用して投げる技。

獣爪…獣人族の鋭い爪を強化し、斬りつける技。個体差が出る為、爪が発達していない者には使いこなせない。

疾駆…空術で宙に壁を作り、それを蹴って加速する。リンカの様な四足獣をベースとした獣人が得意とする。


闘仙流:トーヤとスイセンが協力し、立ち上げた新流派。と言ってもまだまだ身内向け。

技:破震…相手の魔力と自分の魔力の波長を同調させ、同調させた魔力を直接触れる事で流し込み揺さぶる。

より長く浸透させれば、あらゆる部位に効果を発揮するが、長時間触れる必要がある為、実戦では触れた部位付近の内部破壊に止まる。

後穿柱…退いた脚と伸ばした腕を一本の杭に見立て、突撃する相手の馬防杭に見立てる。剛体と併用する事で、恐ろしい強度となる。


亜神流剣術:古くから伝わる亜人向けの剣術。剣術を扱うものが少なく、廃れている。

技:心臓貫き…名の如く、心臓を貫く技。正確に相手の心臓を射抜く技術が必要。

喉貫き…名の如く、喉を貫く技。心臓貫きより技術介入度が低いが、喉が狙いにくい種族も多く、致命傷に至らない事も多い

刺槌…突き立てた剣の柄に体重を乗せた一撃を加える。原理はノミや杭を穿つ槌と同じ。対剛体向けの技だが、その貫通力はあらゆる者に通用する。

嘶き…グラの使用した広範囲に効果を及ぼす技。詳細は不明。


霧樹海の陣:石兵八陣をモチーフとした陣。作為的に配置された木々と霧による攪乱を主とした脱出困難な陣。


>亜人領の地位(地位が高い順)

左右大将

大将軍

将軍

副将軍

※近衛兵長(指揮権は無いが実質は大将軍と等価)

※筆頭術士(指揮権は無いが実質将軍と等価。下に上級、中級、下級と続く)

※隊長(~隊の長。~は基本的に役割や人物名、人数などの規模を現す)

※兵長(役割ごとに存在。医療兵長や開発兵長など)


>亜人領競技大会の内容

体力

持久力

攻撃力

瞬発力

速度

知力

魔力量

魔力操作

耐久力


>単位

時間に関しては秒、分、時間という単位自体は魔界にも存在している。

ただ、何時かという表現に関しては基本的に刻を用いる。

魔界の時間の単位は陽の刻、月の刻で表す。

以下、本文より。

月の1刻が人間界、24時制で言う所の18時くらい。

朝6時くらいが陽の1刻目で、大体12刻目から月の刻になる。

大体、というのは季節ごとに変動する、いわゆる不定時法が使用されている為だ。

だから18時というのも、正確に一致してるわけではない。


長さに関しては歩単位で表しているが、建築系の職人は別途単位を使用している模様。


>魔界の歴史

1600年程らしい。

150年前に協定が結ばれ、今の領に分たれた。

その際に結んだ条約(契約)が、

"魔王は、それぞれの領土から出る事を固く禁じ、それを破った場合、他の全魔王の総力によりこれを殲滅する事とする"

これは条文だけでなく、魔王のみに適用される結界を張る事でも維持されている。

魔王が全力を出せば突破出来ない事も無いようだが、力のほとんどを使い果たす為、条約と併せて考えれば無謀。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ