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一人目の訪問者ー神咲飛鳥

「あぁ、もしも私が魔法使いだったら…あいつに復讐できるのに」

「私に羽があったらきっと自由に何事にも縛られず暮らせたのかな?」


こんな願いこと本当うんざりだった。

誰だって一度は切に願うだろう。"もしも私に○○○○があったら"なんて…

だが羽なんて無い方が良いのだし、魔法だって使えない方がいい。

本当に羨ましいのは、人間だった。

生きられる時間も決められていて、恋も、友達もできる。

そんな暮らしを憧れていた。


…私の名はエミリア•ジュン•リヴァ〜イエ•スカーレット

1000年前から生息する吸血鬼である。


「ここが願いの叶う星屑神社。」


また来たか…。私の住む星屑神社は参拝客が多い。なんでも願いが叶うとか…。

まぁ、そんなの私が最初に来た客の願いを叶えてしまったからだろう。

そうして噂は広まり参拝客が訪れ始めたのだった。

吸血鬼にも信仰は必要であるということだ。


「お願い、神様。私に破壊の力を授けて下さい。」


これは、これは面白い。いままでのやつらの願い事より面白い願いが来たな…


「望むなら汝には代償を頂こう。そうだな汝の心臓を頂こうとしよう。」


「心…臓?じゃあ私願いを叶えたら死ぬって事なの?神様…。」


「怯えるで無い。汝の心臓を頂くというのは汝の心臓の力で破壊の力を授けるということだ。

…どうだ?この願い叶えるのか?すべては貴様が選ぶ事だ。

さぁ、選ぶのだ。」


「…いいわ。この願いを叶えて下さい。」


お?今迄通りなら怯えて逃げるのに、こやつは面白い。


「汝よ。名前は?」


「アスカ…神咲飛鳥よ。」


「よし。飛鳥よ。破壊の力…。すべてを破壊する能力を貴様に一時預けてやろう。」


ぱわぁぁぁぁ


まばゆい光の中から落ちて来たのは赤い火の玉だった。


「飲み込むが良い飛鳥。そうする事で貴様は破壊の能力を身につけられる。」


「っ」

ごくん

…ドクン!


「!?!心臓が!!?焼ける…はぁ」

ドクン!


「これで…力が…!」


星屑神社をでた神咲飛鳥は何処へ向かうのだろう。


そして、吸血鬼の…エミリア•ジュン•リヴァイエ•スカーレットは何を企み彼女に破壊の力を授けたのだろう。


一つわかる事は星屑神社には不気味な笑を発する吸血鬼がいる事だけだ。


「ふふふ…ははは」


ただ、見守るなんてつまらないわ。


「神姫、咲夜。神社を守ってなさい。」

パチン

と指を鳴らし、何処からか桜が描かれている浴衣に大きな髪飾りをした少女とメイドすがたの少女を呼び寄せ、吸血鬼は人間にしか見えないすがたに化け飛鳥の元をおったのであった。





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