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徒然超短編集

帰って来たセンゴク君(四百文字小説)

作者: 神村 律子

 センゴク君はクラスばかりでなく全校生徒に嫌われている性格の悪い生徒です。


 学校の近くに人気のゲームセンター「センカク」がありました。


 そこをセンゴク君のクラスメート達がよく利用していましたが、柄の悪い高校の生徒がゲームセンターの周囲をうろつき、入ろうとすると睨みつけて来ました。


「ここは俺達のシマだ。勝手に遊んでるんじゃねえ」


 そのせいで気の弱い生徒はゲームセンターに行かなくなってしまいました。


 それを知ったセンゴク君は自分の人気を取り戻すためにゲームセンターに通いました。


 すると何故か柄の悪い高校の生徒は来なくなってしまいました。


「これで君達も安心してあのゲームセンターに行けるよ」


 センゴク君はドヤ顔でクラスメート達に言いました。


 でも、誰一人としてゲームセンターに行く者はいませんでした。


 ゲームセンターはお客が来なくなったせいで潰れて建物は廃墟と化しました。


 今ではそこは「センゴク諸島」と呼ばれています。

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