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(四)(了)

 とりあえず、嫌われていない。そのことは確認できた。拓弥は社会の窓のジッパーを上げながら、冷静になるよう心を落ち着かせつつそう考えた。

 次の瞬間、突然教室のドアが開いた。

 そして、劇の衣装姿のまま劇団の人間たちが話をしながら入ってきた。

 拓弥は「じゃあ、またな」と翔太に一言だけ言い残すと、劇団員たちを押しのけて急いで教室を出た。


 拓弥は屋台の建ち並ぶキャンパス内を歩きながら大学の正門まできた。

 すると、その近くに、北詰(じょう)がいた。一時学生たちに取り囲まれて大変だったが、走って逃げ回ったのだそうだ。そして目的は一応果たして、終わって出てきたとのことだった。丈は大いに文化祭を楽しんでいたようだった。

 そして拓弥たちは大学を後にした。

 翔太とは会えた。でも会うだけだった。それなので、拓弥にとってそれが楽しいものであったのかは、正直なところ、わからなかった。


(了)

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