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結局、あなたに依存してます

今日のマネの仕事は、バッグネット裏で、スコアをつけてみること。2回まで、簡単な練習試合形式で、選手が紅白に別れてプレーしてくれるので、それを見ながら、スコアを書いて、花奈さんに採点してもらうという流れだ。


まさき先輩は、1番バッターなんだ。

「さぁこーい!」という、少し高めの太い声で打席に立った先輩は、一球目のボール球は見逃して、二球目の外角よりの球をレフト前ヒットにした。

「続け、続けーぃ!」

一塁ベース上で、真剣な表情でチームを鼓舞する姿を見ていると、「あいみ」がいつの間にか、スコアをつけている。


「ねぇ、パルルは気になる先輩とか部員さん、いる?」


「あいみ」が裏の攻撃で選手が入れ替わる間に、パルルに話しかけた。


「えー、私、まだ、そういうのよく分かんないけど、最近、まさや先輩がレモンティーをよく手に持ってるのが、すごく気になってさ。気づいたら、自分もレモンティーばっかり買ってて。」


「そうなの?実は、私も、まさき先輩がミルクティーよく飲んでるのに気づいて、私もよく飲むから、一人で勝手に嬉しくなっちゃって。これって、恋の予感かなぁ?」


「あいみ、まさき先輩、怖いって言ってたじゃん。急展開やな。私は恋とかじゃないと思う。世話焼きだからさ、私。今日もちゃんとレモンティー買えたかな?みたいな、母心的なやつよ(笑)」


二回裏が終了した。まさき先輩の白チームが一点、まさや先輩の紅チームが無得点。


花奈さんに採点してもらい、4-3(セカンドからファースト)ではなく、6-3(ショートからファースト)の一箇所、間違えていたけれど、あとは正しく付けられた。

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