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ハズレJob【英雄】で異世界無双〜ゲームでは初心者向けのJobが、異世界ではチートでした〜  作者: INGing
1章 VR→R、ゲームの中によく似た世界
18/22

弓&矢、AWOは弾幕ゲーではありません

ブックマークありがとうございます

 鉄の剣の修復をしてもらった後、レア度1のボウ【木の弓】を購入した。

 値段は修復の費用と合わせて13,000w、【アイテム】から硬貨を取り出してシンシアへと手渡す。



「毎度あり、また明日ね」

「……ああ、また明日」



 お金を受け取ったシンシアは、ぶっきらぼうにそんな挨拶をした。

 確かに手入れは毎日した方が良いのだから、明日も来る事になるだろうが――シンシアからそんな風に言われると、少し驚いてしまうヒデオ。


 何とか言葉を返して、次は防具屋へと向かう為に外へと出た。



「ふむ、どうやらお客様は中々腕のたつ方のようですね」



 防具屋で手入れを頼むと、フォレンツはヒデオの防具を観察してそう告げた。



「そうですかね?」

「ええ、鎧と盾とで損耗値の溜まり方が違いますから」



 鎧の方には全く無く、盾ばかりに損耗値が溜まっている。

 それはつまり――敵の攻撃を全く受け無い程の身のこなしに、盾でしっかりと捌ききる技量が有ると言うことだ。


 それを防具の状態だけで見抜けるフォレンツも、見抜く目をしっかりともった”良い”職人と言うことだろう。



「ありがとうございます」

「いえ、それでは修復を行わせていただきます」



 皮の盾に手を翳し、その数10秒後に損耗値が0になる。

 5,600wの代金を支払い、防具屋を後にした。


 ヒデオが次に向ったのは”道具屋”だった。



「いらっしゃい!」



 店に入ると、元気よく店員が迎えてくれた。

 フォレンツ程丁寧でも無ければ、シンシア程だらけてる訳でもない。

 可もなく不可も無く、と言ったところか。



「何か物足りないって思うのは、毒された証拠だよな。多分これが普通なんだろうし……」



 挨拶をしたあとはカウンターの中でゴソゴソしている店員に、ヒデオは聞こえないくらいの小さな声で呟いた。



「【木の矢】と【投げナイフ】が欲しいんだけど、有る?」

「はい、もちろん有りますよ! いくつ入り用ですか?」



 ヒデオが道具屋に来た理由は、道具扱いである【矢】と【ナイフ】を購入する為だった。

 先程購入した【木の弓】は装備すると力では無く、器用さが上昇するという特徴がある。

 そして、道具の矢は器用さに応じて威力が上がるという特徴があった。

 つまり、弓と矢はセットで購入しておかないと意味が無い。


 ――まぁ、そんな事はわざわざ言うまでもない事だが。


 ちなみに、ナイフは武器じゃないのかと言う疑問が出てくるが”消耗品”は全て道具扱いなのがAWOクオリティだ。



「そうだな……取り敢えず、矢が2000本とナイフを50本貰おうか」

「ありがとうございます! 矢が2000本で10,000w、ナイフが50本で5,000wです」



 こうして矢とナイフを購入し、ギルドへと向かう。

 わざわざ、ボウや投げナイフを買ったのには訳がある。



「ただいまご案内出来る依頼はぁ……【害鳥駆除】【草鳥の肉の納品】の2つですぅ、こちらセットで請けられるとお得ですよぉ?」



 グラスブルの肉を大量納品したおかげで、ランク3のクエスト――レベル3の魔物【グラスバード】関連のクエストが、請けられるようになったのだ。

 この魔物はもしかしなくても鳥型の魔物であり、空を自由に飛び回る。

 その為、遠距離への攻撃手段がない場合討伐に時間が掛かってしまうのだ。


 ヒデオはそのクエストを請けて、街の外へと出た。



「すいません、【害鳥駆除】の依頼を請けて来たのですが」

「ああ、ようやく来てくれたのか。助かるよ」



 ギルアスの街の外縁部、【草原エリア】内に有る畑で依頼主と会う。

 依頼内容は、畑の収穫物を食い荒らすグラスバードを駆除してほしいと言うごくごく有り触れた依頼だ。

 報酬は1羽あたり100wと安めだが、倒した後の素材ドロップは全て持っていって良いとの事だ。



「では、さっそく……」



 そう言って、畑の周りを飛び回るグラスバードに向けヒデオは弓に矢をつがえる。



「……シッ!」



 狙いを定めて矢を放つと、見事にグラスバードを撃ち落とした。



「いい腕してるね」

「ありがとうございます」

「じゃあ、その調子で頼んだよ」



 畑の周りを旋回していた数羽のグラスバードを、全て一矢で撃ち落としたヒデオ。

 依頼主はヒデオの腕に満足げに頷き、踵を返してその場を離れようとする。



「……あの、依頼の達成条件は【駆除】とだけあったんですけど。まだ、いるんですか?」

「ああ……そう言えば数については書いて無かったね」



 そんな話をしていると、新たなグラスバードが数羽飛んできて畑の周りを旋回しだした。



「数羽くらいなら追い払って終いなんだが、最近は日に日に数が増えてきて困ってるんだよ」



 すかさずその数羽を撃ち落とした後、さらに数羽がやってきた。



「昨日の時点で約1000羽、1羽あたりの被害は知れてるけど……流石にこの量はね」

「マジか……」



 依頼主の説明の間にも、次々とグラスバードが飛んできてはヒデオが撃ち落とす。

 どう考えてもランク3のクエストでは無いだろう、ヒデオはひたすら矢を放ちながらそんな事を考えた。



「じゃあ、よろしくね」

「は、はい……」



 こうして次々に現れるグラスバードを撃ち落とし続け、ようやく出なくなった頃にはとうとう日が暮れてしまっていた。

上昇した数値は、横に↑○○と記入しておきます。

――――――――――


Name:原田 英雄


Age:18


Rank:3


Job:英雄


Level:4↑3


Exp:0/1000↑2652


HP:3080/280(+2800)↑2310

MP:0/280(+2800)↓770

Str:28(+280)↑193

Vit:28(+280)+308↑462

Int:28(+280)+154↑347

Min:28(+280)↑231

Dex:28(+280)+154↑385

Agi:28(+280)↑238

Luk:28(+280)↑231



Skill:


【剣術】

強撃Ⅰ:0/100

連撃0:11/50

飛斬Ⅰ:0/100

【投擲】

武器0:0/50

防具0:0/50

道具0:0/50

【鎧術】

鉄壁Ⅶ:Complete/350

重化Ⅶ:Complete/350

行軍Ⅵ:125/350↑600

【盾術】

城壁0:0/50

挑発Ⅶ:Complete/350

盾撃Ⅶ:Complete/350

【弓術】

鷹眼Ⅶ:Complete/350↑1400

強弓Ⅶ:Complete/350↑1400

矢雨Ⅶ:Complete/350↑1400

【歩行】

隠密Ⅴ:290/300↑600

縮地Ⅴ:290/300↑600

空歩Ⅴ:290/300↑600

【魔法】

単体0:0/50

範囲0:0/50

異常0:0/50

【魔力】

変換Ⅶ:Complete/350

譲渡0:0/50

減少0:0/50

【回復】

単体Ⅶ:Complete/350

範囲0:0/50

異常0:0/50

【結界】

物理0:0/50

魔法0:0/50

治癒0:0/50

【強化】

攻撃0:0/50

魔法0:0/50

付与0:0/50

【弱化】

防御0:0/50

耐性0:0/50

速度0:0/50

【武器】

精製0:0/50

制作0:0/50

強化0:0/50

鑑定0:0/50

解体0:0/50

修復0:0/50

【防具】

精製0:0/50

制作0:0/50

強化0:0/50

鑑定0:0/50

解体0:0/50

修復0:0/50

【道具】

精製0:0/50

制作0:0/50

強化0:0/50

鑑定0:0/50

解体0:0/50

修復0:0/50

【地図】

把握Ⅶ:Complete/350↑398

拠点0:3/50

転移0:0/50

【索敵】

鑑定Ⅴ:260/300↑600

体力Ⅴ:260/300↑600

魔力Ⅴ:260/300↑600



Equip:


【Weapon】

Main:木の弓(Dex+50%)

Sab:銅の指輪(Int+50%)


【Armor】

Body:鉄の半鎧(Vit+50%、重量5)

Shield:皮の小盾(Vit+50%、重量5)



Title:


 英雄の中の英雄

(成長速度倍化)

 転生神の加護

(ステータス+1000%)



Money:1,017,700w↓33,600

――――――――――

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