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ハズレJob【英雄】で異世界無双〜ゲームでは初心者向けのJobが、異世界ではチートでした〜  作者: INGing
1章 VR→R、ゲームの中によく似た世界
14/22

素材売却、驚きの査定額

ブックマーク&評価ありがとうございます。

 薬草の採取は10株の納品だったが、特記事項だかなんだかで余剰分の買い取りも行って貰えた。

 クエスト報酬が1,000wと、余剰1株あたりに100wで合計7,800wになる。

 グラスラビットの討伐の方は、1羽あたり500wが12羽で6,000wの報酬だ。


 しかしながら残りの部位に関しては、今は納品の依頼が無いらしく商店に直接卸してはどうかと提案された。



「毛皮はフォレンツさん、肉はクーパーさんにお売りしてはいかがでしょう?」



 受付嬢が紹介してくれた2店は、普段からギルドに依頼を出す事があり……報酬面でも揉めた事の無い、優良店のようだった。



「お二人の事を、よく知らないんですけど」

「フォレンツさんは防具屋を営んでいる商長さんで、クーパーさんは今の時間ですと屋台を開いてると思います」



 よくよく聞くと、どうやら二人共面識があったようだ。

 フォレンツは今朝方に、クーパーはつい先程。


 このギルドからだと屋台の方が近い、ヒデオは先にクーパーの元へと訪ねた。



「お、さっきの魔術師候補の兄ちゃんじゃねえか! また買いに来てくれたのかい?」



 ギルドを出て屋台に近づいていくと、先にクーパーの方がヒデオを見つけて声を掛けてきた。



「いや、魔術師にはならないから。今回はギルドに紹介されて、肉を買い取って貰えないか商談に来たんだ」

「おー、肉か。だったら、種類と量と質にもよるが買取っても構わないぜ?」



 質については理解出来るが、種類と量? と、ヒデオは疑問を浮かべた。



「例えばグラスウルフだったら、筋張ってて食用に適さないから却下だ。あと大量に仕入れても、捌ききれなかたら痛めちまうだろ?」

「なるほど」



 考えてみれば当たり前の事だった、ヒデオはすぐに納得した。



「買い取って欲しいのは、グラスラビットなんだけど……これは食用かな?」

「だったらさっき兄ちゃんが食ってた肉だな、美味いし安いしと人気がある肉だぜ!」



 ギルドが紹介してくれるくらいだから、大丈夫だとは思っていたが……クーパーにOKを貰い、ヒデオはほっとした。



「全部で12羽分あるんだけど、全部買い取ってくれる?」

「あー、それはちょっと多いな。半分の6羽までなら良いぜ!」



 残念、全部は買い取って貰えないようだ。

 まぁ【アイテム】の中に入れている物は劣化する事も無いし、別に急いで売り切らなくても良いかと思い直す。


 クーパーへと、6羽分の肉を手渡した。



「うお!! なんだ、この状態のいい肉は?! これだったら直ぐに売れちまう、全部買い取ろう!」

「うん、なんかこうなる気はしてた」



 ベタな展開である。



「普段なら1羽辺り1,000w程で仕入れてるんだが、これだったら1,200……いや、1,500w出そう!」



 相場の1.5倍とは、この男なかなか豪気である。

 逆にヒデオの方が、利益は大丈夫なのかと心配になってしまう。



「良いの?」

「なぁに、これだけいい肉だと飛ぶように売れらぁ! むしろ売上が上がるってもんよ!」



 つまり1本辺りの利率が下がったとしても、それ以上に本数が売れれば収入が増えると言う事だろう。

 薄利多売、ヒデオは地球で聞いた単語をここで思い出した。



「ふぅん、だったら遠慮無く。12羽分で、18,000wね」

「あいよ! また手に入ったら、よろしく頼まぁ!」



 無事に全ての肉を捌き切ったヒデオは、次に防具屋へと向かう。



「いらっしゃいませ」



 ぴしっとした姿勢から、折り目正しいお辞儀で出迎えてくれる男性店員。

 この男がここの商長、フォレンツだ。



「すいません、ギルドから紹介してもらって……こちらに毛皮を卸させて貰えないかと、商談に来たんですが」



 ヒデオが恐る恐ると言った感じで目的を告げると、フォレンツは再度お辞儀をした。



「当店を選んで頂き、有難うございます」



 どうやら買い取って貰えるようだ、ヒデオは【アイテム】から毛皮を取り出す。



「ふむ、随分ときれいな1枚皮ですね。状態も良いし、幅広い用途で使えそうです」



 笑顔の受付嬢をも驚かせた品だが、どうやらフォレンツの表情を動かす事は出来ないようだ。



「この品質ですと、そうですね……1枚これくらいでいかがですか?」



 そう言って、指を3本立てるフォレンツ。



「300wですか、聞いてた相場通りですしそれで……」



 状態が良いって言ってたから多少色が付くかと期待していたが、どうやら相場通りの値段になるそうだ。



「いえ、3,000wです」

「いいです……って、ええ?!」



 落胆していた所に、フォレンツから驚きの金額を伝えられる。



「実は今、王都で【毛皮のコート】が流行しておりまして」



 毛皮のコートとは、レア度4の布鎧クロス・アーマーである。

 話を聞くと、これらは元々身体の大きな魔物皮を利用しておりグラスラビットの物は今のところ無いようだ。

 しかしヒデオの持ってきた毛皮は、傷跡の無い1枚皮なので充分コートの素材に使えそうだと言う事らしい。



「それではお納めください」

「は、はい……」



 フォレンツから36,000wを受け取り、毛皮を手渡す。


 これで、今日の収入総額が67,800wとなった。

 ギルドランク1の冒険者とは思えない、破格の収入だ。

 かなり運が良かったとはいえ、僅か半日で一般人の5日分位を稼いだ計算になる。

 喜ぶどころか逆に恐縮してしまい、ヒデオは防具屋を後にした。

上昇した数値は、横に↑○○と記入しておきます。

――――――――――


Name:原田 英雄


Age:18


Rank:2↑1


Job:英雄


Level:1


Exp:52/1000


HP:770/70(+700)

MP:770/70(+700)

Str:7(+70)+38

Vit:7(+70)+77

Int:7(+70)+38

Min:7(+70)

Dex:7(+70)

Agi:7(+70)−15↑8

Luk:7(+70)



Skill:


【剣術】

強撃0:13/50

連撃0:11/50

飛斬0:13/50

【投擲】

武器0:0/50

防具0:0/50

道具0:0/50

【鎧術】

鉄壁Ⅶ:Complete/350

重化Ⅶ:Complete/350

行軍Ⅲ:5/200↑30

【盾術】

城壁0:0/50

挑発Ⅶ:Complete/350

盾撃Ⅶ:Complete/350

【弓術】

鷹眼0:0/50

強弓0:0/50

矢雨0:0/50

【歩行】

隠密Ⅱ:80/150

縮地Ⅱ:80/150

空歩Ⅱ:80/150

【魔法】

単体0:0/50

範囲0:0/50

異常0:0/50

【魔力】

変換0:0/50

譲渡0:0/50

減少0:0/50

【回復】

単体0:0/50

範囲0:0/50

異常0:0/50

【結界】

物理0:0/50

魔法0:0/50

治癒0:0/50

【強化】

攻撃0:0/50

魔法0:0/50

付与0:0/50

【弱化】

防御0:0/50

耐性0:0/50

速度0:0/50

【武器】

精製0:0/50

制作0:0/50

強化0:0/50

鑑定0:0/50

解体0:0/50

修復0:0/50

【防具】

精製0:0/50

制作0:0/50

強化0:0/50

鑑定0:0/50

解体0:0/50

修復0:0/50

【道具】

精製0:0/50

制作0:0/50

強化0:0/50

鑑定0:0/50

解体0:0/50

修復0:0/50

【地図】

把握Ⅲ:132/200↑30

拠点0:2/50

転移0:0/50

【索敵】

鑑定Ⅱ:50/150

体力Ⅱ:50/150

魔力Ⅱ:50/150



Equip:


【Weapon】

Main:鉄の剣(Str+50%)

Sab:銅の指輪(Int+50%)


【Armor】

Body:鉄の半鎧(Vit+50%、重量5)

Shield:皮の小盾(Vit+50%、重量5)



Title:


 英雄の中の英雄

(成長速度倍化)


 転生神の加護

(ステータス+1000%)



Money:982,400w↑67,800

――――――――――

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