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【書籍化&コミカライズ】小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される  作者: 翡翠
第三章 リリアーナ、王子様に警戒中
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イアン兄様には、出来るだけ(リリアーナが)快適な学園生活を送る為にも、(リリアーナが)卒業するまでは婚約者無しの現状維持でお願いしたい所ですわね。

エイデンもまだ14歳ですけれど、婿養子希望の適齢期の御令嬢方に大変人気が高いですしね。

本当に、素晴らしい兄弟がいる事に感謝致しますわ。



リリアーナは見た目が小さくてとても可愛らしい容姿をしているのだが、彼女をよく知る者達に言わせれば、「警戒心の強い野生のシマリス」だそうだ。

シマリスは冬眠前から目覚めるまでは凶暴化する事があるらしく、リリアーナはまさにそれであると。

彼女(リリアーナ)がそれを知ったなら、「凶暴だなんて、失礼なっ!」や「暴れたりなどしませんわよっ!」と怒りそうなものだが、まだ知られていない様である。

(情報提供者:イアン・ヴィリアーズ)



兄の犠牲のお陰で?今日も無事に苦痛な時間を逃れる事が出来たリリアーナは、イアン兄様に感謝しつつ急ぎ馬車に乗り、王城へと向かうのだった。

つい先日より始まった、『王太子妃教育』を受ける為である。

王太子妃教育は王城で行われる為、学園の授業が終わった後に毎日せっせと王城へ通っているのだ。



現在のリリアーナの1日は『忙しい』の一言に尽きる。

朝はモリーに叩き起こされ、着替えて朝食を頂き馬車にて学園へ向かいます。

午前に3つの授業を受け、仲の良い御令嬢達と豪華なランチをいただき、午後に1つ授業を受けます。

時々先程の様な御令嬢達のお相手をして差し上げ、終わりましたら速やかに馬車にて王城へと向かい、今度は(面倒な)王太子妃教育が始まります。

帰りが遅くなる為、夕食は王城にて国王様御一家と一緒にいただくのですが。



皆様揃って温かく見守る様な目で(リリアーナ)を見ている様に思うのは、気のせいでしょうか?

そんな事より、王城のご飯、素晴らしいですっ!

いつもデザートまで確りと頂きますが、何故か皆様自分の分も食べる様にすすめてきます。

気が付けば私の前には(自分の分も含めて)6個のデザートが並んでおり、もちろんそれらの全てを遠慮なく美味しく頂きますわよ?



そして馬車に揺られてヴィリアーズ家へと帰ってくるのですが、その頃には眠気との戦いが始まっている為、何度お風呂の中で溺れた事か。

その度にモリーの呆れた様な、残念なモノを見る様な、そんな視線を背中に感じつつ。

這う様にしてベッドへと辿り着き、おやすみ3秒で羊を数える暇もなくあっという間に眠るのでした。


たくさんのコメントやメールを頂き、ありがとうございます(o^^o)

1日2回の更新と家事や仕事に追われ、なかなかお返事出来ずに申し訳ありませんm(_ _)m

お返事は出来ておりませんが、全て目を通させて頂いており、参考にさせて頂いております。

皆様の温かいお言葉が次の更新の励みになっております。

改めてこの場をお借りし、感謝申し上げますm(_ _)m



翡翠

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