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人物【アザムト】【リリー】【ヴァン】


 ――――アザムト・ヘル・ニューイングランド:

 聖騎士序列第五位『大盾の騎士』『砦の騎士』『移動する武具庫』の異名を持つ。

 大陸でも数少ない対『魔』戦闘に特化した騎士の家系に生まれた。

 表向きは聖女の護衛を任されるほどのゼウレ神殿の強烈な保守派の重鎮であるが、真実は聖王国の闇に蠢くゼウレ神殿回帰派の一人であり、数多の保守派貴族や対辺境過激派貴族を暗殺してきた『暗殺騎士』の一人である。


 所持品:

 ――――聖具『聖タイタンの大盾』:

 神話時代に存在した『巨人の聖者タイタン』が用いた大盾のレプリカ。

 その背面には古き偉大なる賢者による空間制御の術式が刻まれており無数の武具の収納を可能としている。


 辺境に蔓延ったデーモンたちは『山のように』巨大な聖タイタンの出現によって大いに数を減らされた。

 彼の手には『海を割った』大斧と『小山のように』巨大な大盾が握られていたという。



 ――――三連クロスボウ『愛しのアイリーン』『麗しのアンジェリカ』:

 三連式の連射型クロスボウ。

 辺境の名工ヴェルホーストが作り出した『奇抜な珍品』の一つ。

 二丁一対の形で制作されており、ヴェルホーストの愛したとある双子の物語が模様のように彫り込まれている。


 ――――神器『落雷鉄槌(エレクト・テッラ)』:

 鉄の龍と共にあったとされる『落雷の魔女』が使ったとされる歯車の悪神の神器。


 このメイスは瘴気環境でのみ真価を発揮する武具である。

 歯車の神の作ったこの武具は周囲の汚染エーテルを吸収することで、内部機関を駆動し、強力な雷撃を発生させる。

 また溜め込んだ瘴気を解放することで周囲一帯に落雷を落とすこともできる。


                ◇◆◇◆◇


 ――――リリー・ホワイトテラー・テキサス

 聖騎士序列第七位『花の騎士』『黄金の百合』『苛烈なる刺突剣』の異名を持つ。

 聖王国の重鎮たるテキサス大公の双華の一花。

 清廉潔白であり、騎士の誇りを胸に生きる烈女。

 大陸でも数少ないデーモンを討伐できる騎士の一人である。 


 彼女は花旺天蓋と呼ばれるデーモンを封じる肉の檻である。

 その魂は生まれた頃から蝕まれている。

 その肉は生まれた頃から蝕まれている。

 その心は生まれた頃から蝕まれている。

 陽の光を望み、しかし得られなかった女。



 所持品:

 ――――聖具『テキサスの刺突剣』:

 テキサス大公家の始祖たる英雄が用いた刺突剣。

 強力な聖なる神秘が込められていたが、神秘の薄い大陸にあったことで今は失われている。


 ホワイトテラーとブラックデザイアの伝承に登場する名もなき聖剣。

 英雄によって放たれた一閃は毒花の都市を覆う欺瞞を打ち砕いた。

 しかし、伴の全てが狂死し、デーモンにたどり着くまでに消耗しきった彼女にデーモン本体を滅ぼす力はなく。

 彼女はその血の中に大悪を抱えることになる。



 ――――封印器『黄金の鎧』:

 名工によって打たれたチルド9女性騎士用の黄金鎧、に見せかけたデーモンを封印するためだけの全身鎧。

 この鎧の製造が困難なのは、これを作るために大陸に残った貴重な神秘のいくつかが使われているからである。


 その鎧を纏うと肌の一つも見えなくなる。

 テキサス大公の娘を見に来た市民たちはそれが不満だった。



 ――――薬の空き瓶:

 薬の容器。何も入っていない。


 辛く苦しい時に貰った薬の空き瓶。

 それが例え同情や恩義の混じったものであろうとも、彼女にとってそれは救いの形のひとつだった。


                ◇◆◇◆◇



 ――――ヴァン・ドール

 吸血鬼を専門に狩る冒険者。『同族狩り』『銀の刃』『領地殲滅者』。

 貴種吸血鬼を滅ぼすということは、その領地にある宝全てを手に入れることでもある。

 有り余る財を用いて彼が行ったのは、貴重な神秘の籠もった武具を買うことであった。

 


 ――――銀灰の仕掛け鉈

 数多くの貴種吸血鬼を葬ってきた聖銀の大鉈。

 またこれは仕掛け武器の一つであり、スイッチを押すことで鋸状の刃を持つ槍へと変貌する。

 高名な吸血鬼狩りの武具であるこの仕掛け鉈は構成する金属もそうであるが、

 強力な聖なる神秘が込められており、鋸状の刃に詰まる血肉を浄化することで鋸鉈特有の使いにくさを解消している。


 辺境の戦士の多くはノコギリ刃の武具を好まない。この種の武具は闘争よりも痛みを与えることに特化している為である。

 必要以上の痛みを与えるこれらの武具を用いる者の多くはその日の武具にも困窮する貧者か。あるいは復讐者である。



 ――――銀灰の魔剣

 数多くの貴種吸血鬼を葬ってきた名もなき宝剣。

 魔を滅ぼし続けることによって悪魔狩りの概念を生むに至っている。


 吸血鬼とは悪神を奉ずる血の呪いによって発生する怪物の総称であり、その姿かたちは様々である。

 その多くは辺境神殿の異端狩りや巡回の武装司祭の手にかかって滅ぼされるが稀に生き残る者も現れる。

 辺境人の索敵から逃れること。それこそが貴種吸血鬼としての萌芽であり、血の呪いを祝いに変える方法である。



 ――――銀灰の回転拳銃

 神殿工房が設計した最新モデルの火薬銃。

 精妙なるドワーフたちの知恵は弾倉を回転させることにより銃の連射能力を高めることに成功した。


 金属に含まれる神秘を浪費する火薬銃を辺境の戦士たちは好まない。

 しかし多種族で構成される冒険者の中には銃を好んで使うものがいる。

 辺境人ほど肉体の能力が高くない彼らはあらゆる手段を模索し、実践する。



 ――――異端狩りの外套

 収納の神秘を持つ異端狩りの外套。

 防具としても優れており、矢や炎を避ける力が込められている。


 神殿の異端狩り達の多くは長期の遠征任務に単独で従事している。

 その任務の為に支給される収納外套には、多くの難事を助けるための道具が詰まっている。



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