薬・特別な道具など
――――道具
――――善神の聖印:
神話時代に作られた原初の聖印。あらゆる神に対応している。
現代技術では作成不能――とされていたがとある探索者によって復活した。
大陸では信仰とは人々の心の拠り所であるとされている。
しかし辺境には未だ神々が残っている。
信仰とは加護の代償として神々に捧げられる人々の熱量である。
――――音響手榴弾:
音と光を発し、デーモンを一時的に行動不能にする道具。
歪んだ生命であるデーモンも生命の一種であることに変わりはなく。
光と音でびっくりすることもある。
――――魔法の修理油:
用いることで道具の消耗を回復することのできる魔法の聖油。
修復の概念の詰まったそれは貴重な魔法の道具である。
神代の戦士たちは永劫の戦いに赴いた。
しかしその武器までも永遠ではなく、これらの道具はその為に使われた。
――――鼠毒の猛毒薬:
侵されれば容易く肉を腐らせる猛毒。
病をもたらす毒薬。都市の地下を這い回る薄汚い鼠の名に相応しい一品。
――――筋力上昇の水薬:
使うことで短い時間、巨人が如き膂力を得ることができる神秘の薬。
巨人の概念の詰まった水薬。
身体に負担をかけることなく身体能力を増幅する霊薬の一種。
――――強い筋力強化の水薬:
強化された水薬。そこそこの時間、巨人が如き膂力を得ることができる神秘の薬。
身体能力を増幅する霊薬の一種だが、弱い人間が飲むと身体に不調をきたす。
いずれにせよ、代償は必要なのだ。
――――皮膚硬化の水薬:
使うことで短い時間、岩のごとき硬さを得ることができる神秘の薬。
岩蜥蜴の概念の詰まった水薬。
永劫砂漠の蜥蜴たちは人を食らう魔性であるが、その血肉は有用な道具としてしばしば使われる。
――――強い皮膚硬化の水薬:
強化された水薬。そこそこの時間、岩の如き皮膚を得ることができる神秘の薬。
肉体に一時的な変化を与える霊薬の一種だが、弱い人間が飲むと身体に不調をきたす。
死ぬよりマシだと思うほかない。
――――肉体強化の水薬:
使うことで短い時間、尽きることの無い体力を得ることができる神秘の薬。
豚鬼の概念の詰まった水薬。
多くの水薬は神代において都市競技会などでの使用が禁止されていた。
しかし、神々の多くは隠蔽の神秘で英雄たちの飲み物にこれらの水薬を混ぜていた。
――――強い肉体強化の水薬:
強化された水薬。そこそこの時間、尽きることのない体力を得ることができる神秘の薬。
肉体を強化する霊薬の一種だが、弱い人間が飲むと身体に不調をきたす。
あまりにも効きすぎる薬は、毒ともなるだろう。
――――俊敏強化の水薬:
使うことで短い時間、風のごとく動くことができる神秘の薬。
風鼬の概念の詰まった水薬。
この水薬の効能は早く動く、という概念の付与である。
だから君、それを飲んだって筋肉がつくわけではないんだよ?
―魔術教師ザックルザムサンの言葉―
――――魔術耐性の水薬:
使うことで短い時間、あらゆる魔術に対する耐性を得ることができる神秘の薬。
魔女の涙から生成される水薬。
その一滴は聖女の涙の一滴に相当する。
――――猛毒薬:
地下二階でのボス戦で手に入った植物毒。強い毒性があり、デーモンですら毒化させられる。
凝縮されたその毒は悪魔たちすら恐れる死毒である。
――――水溶エーテル:
飲むことで体内の魔力を回復できる。
エーテルの大規模利用は失われて久しい。
エーテルとは魔力の塊であり、神代で用いられた神秘資源の一つである。
――――強い水溶エーテル:
飲むことで体内の魔力を大幅に回復できる。
専用の生体資源を消費することで発電をするエーテル炉の建造は
高度神代文明のエネルギー問題を解決するに至った。
――――魔術爆薬:
特殊な瓶内部に圧縮されたエーテル塊。
『開放』の悪言の刻まれた魔術爆薬。
これは稚拙な技術で作られた手製の爆薬だが、高度に大規模に行うことでそれ相応の威力になる。
――――香炉:
香を炊くことで神秘の補充ができる携帯用の炉。
肉体が正常なる働きを必要とするとき、取り入れる空気は清浄なものが望ましい。
香炉から発せられる香気にはそれらの全てが含まれている。
――――神器『黄金の林檎』:
死体が残っていれば死者すら復活させる消費型の神器。肉体を再生させる力がある。
果実ではあるが果実ではない。
その正体は物質化した生命の概念である。
至高の魔術素材であり、知識を持つものが扱えば正しき生命の創造すら可能とするだろう。
――――ソーマ:
神の水とも称される。肉体に魂が留まっているなら死者さえも蘇らせる神秘の霊薬。
すでに製法は失われて久しい。
神々の飲料物。人に用いればその寿命を延ばすことも可能な最上級の霊薬である。
――――世界樹の霊薬:
エルフの用いる霊薬の一種。体力を大きく回復し、怪我を治癒する。
世界樹の恵みによって作られたその霊薬は一般に出回るものではなく、エルフの間で密かに用いられている。
――――聖水:
村の聖堂で貰ったもの。それなりの聖なる力が込められている。
聖なる神秘の込められた液体。
奇跡を用いる際の媒介として使われる。
――――中位聖水:
聖女の癒やしの込められた聖水。
聖女の弱い奇跡で作られた大量生産品の一つ。
込められた力は弱いが奇跡の質は特上であり、あるだけで弱い魔性は近づけなくなる。
――――上位聖水:
強力な加護のかかった聖水。使うことで武器や防具に魔を退ける力を与える。また瘴気に犯された場所を清めることができる。
聖女や聖人が強い奇跡を用いて作った聖水。
この聖水をただの人が作るには多大なる信仰と年月が必要になる。
――――浄化特化の聖水:
聖撃の聖女による祝福を受けた赤の蓋の聖水。
エリノーラ・D・リトルロックはもっとも古い聖女の一人である。
デーモンの絶対敵対者。辺境の偉大なる護り手。
ゼウレを信奉する狂信者としても有名である。
――――解呪特化聖水:
浄化の聖女による祝福を受けた青の蓋の聖水。
アズルカ・D・デッドブレイクは古い聖女の一人である。
浄化の奇跡はどの聖女でも扱えるが、極めて高度な浄化の奇跡を扱えるのはこの聖女だけである。
――――結界構築特化聖水:
拳聖による祝福を受けた黄の蓋の聖水。
ミュージアム・D・ドラゴンは英雄から昇華した神の一柱である。
障壁神を殺した際にその権能を奪い取っており、その権能により彼は無敵の防御を得た。
――――アムリタ:
怪我を治療し、体力を大きく回復する薬。
最上級の霊薬の一つ。精製には多大な生命の神秘を必要とする。
製法は残っているが精製は難しく、手に入れるには金貨を山と積む必要があるだろう。
――――刃の砥石:
これを用いて刃を持つ武具を研ぐと、一時的に武具の性能を上昇させる効能がある。
世界最大大国が騎士に支給した官給品の一つ。
――――チコメッコの油脂:
神より採取されたこの脂は、肉体や武具を万全の状態に保つことを可能とする。
消費しても満たされる神の脂。
肥沃と家畜たるチコメッコは膨よかな異形の神である。
姿を見たものによれば、その神は巨大であり、頭はなく、麦が生えていた。
胴は牛であり、足は馬であり、角は鹿であり、乳は山羊に似て、豚のようによく肥える。
そして、羊のように従順で、鶏のように有益で、驢馬のように愚鈍であったと言う。
――――対魔の護符:
使い捨て形式の魔術護符。身につけることで魔術によるダメージを五回まで軽減することができる。
帝国貴族たちの傲慢は自らの財である領民にも向けられた。
稚気に溢れた魔術は肉を焼き、骨を砕き、ときとして命まで奪い去った。
この護符はそれらがあったことの証明となるのだ。
――――特別な道具
――――聖女の肋骨:
聖なる場所で祈りを捧げる事で聖域間を転移することのできる聖女の肋骨。
まるで生きているかのような仄かな暖かさが宿っている。
もっとも古い聖女の一人であるエリノーラ・D・リトルロックの肋骨の一本。
未だ癒やされぬ傷であるこの骨は、概念的に聖女と繋がっている。
聖なる力に満ちたこの骨は所有者がゼウレを裏切らぬ限り、多くの勇気を与えることだろう。
――――映写眼球:
使用することで風景を写し取ることができるデーモン由来の道具。
デーモンの素材で作られた呪物の一つ。
魔女の多くはこの道具の製法を知るが、無闇に作るものは存在しない。
風景を写し取るということはそこにある呪いを移すに等しいからである。
――――祝福された兎の足:
善き神々の祝福のかかった兎の足。幸運のお守り。ギュリシアドロップ率を上げる道具。持っているだけで効果がある。
微かな幸運なれど持っているに越したことはない。
不運は黙っていても降り注ぐが、幸運は待ち望んでも得られないからである。
――――ゼウレの聖印:
現代に作られた銀の聖印。ゼウレを奉じるためのもの。
ゼウレに祈るためにつくられた聖印。
そのデザインは聖撃の聖女が行った。
――――魚人の鰓:
潜水マスク。水中での呼吸を可能にする。『潜水』『浄化』の聖言が刻まれている。
瘴気の海に潜るための魔法の道具。
かつて海の神が堕ちた大戦時に多く作られた。
――――荷を引く馬車の紋章:
自身の持つ収納道具の限界を拡張する道具。
この紋章はチルド9の大商人たちの組合で用いられた役員の証である。
馬車の容量を拡張するこの紋章は多くの富を持ち主に約束した。
――――聖書:
神々について書かれた本。読めずとも信仰の糧にはなろう。
神殿に勤める僧侶見習いたちが複製するこれらの聖書は各地の街や村で無料で配布された。
文字が読めずとも様々な挿絵の描かれたそれらは多くの人々に信仰の種を蒔いたという。
――――リリーの遺品:
鎧櫃。中には様々なものが納められている。花の騎士の遺品。
執念が願いを達成させる。
狂気こそが彼女に残された人の思考の最後だった。
――――料理人の日誌:
特殊なデーモンから素材を手に入れる方法の記された書物。
呪具。禁書の一種である。
呪われた知識の多くは一般に広めることが禁じられている。
それらの中には容易く実践できるものが含まれているが故に。
――――ゼウレのロザリオ:
雷撃の奇跡を一日に三回使うことのできる装飾品。
奇跡を蓄えることのできる特別な道具だが、正しき辺境人はこのようなものは用いない。
なぜなら辺境人にとって祈りは研鑽でもあるからだ。
ゆえにこのような道具を使うものは唾棄されるべきである。
――――月光雪酒:
無限に酒の湧く酒瓶。雪酒には使用者の魔力を微かにだが回復させる効能がある。
月神の騎士たるオーロラが大敵たるデーモンの軍団長を倒した際に月神より与えられた神器。
その美味に彼の皇帝さえ唸り、一国と引き換えにしてオーロラに献上を求めたがすげなく断られた逸話を持つ名酒である。
――――影の月の種火:
武具を鍛えるために使われる特別な鍛冶炎を封じた水晶。
エーテル炉の製造が禁じられた時代で、汚染エーテルを加工するために神の手で作られた鍛冶炎。
デーモンの武具の+6からの強化が可能になる。
――――ひび割れた牡鹿の黄金角杯:
トウトウハナムの神器である角杯を国創りの黄金で覆ったものだが、
ひび割れていて酒を注ぐことはできなくなっている。
所有者に黄金をもたらす力が宿っており、デーモンからの金貨のドロップ率を上昇させる。
黄金を欲する破滅の呪いがかかっているが、辺境人にとっては柔らかく武具に向かない黄金よりもドワーフ鋼の方が価値がある。
――――死蟹のランタン:
デーモンの領域でも闇を払える死霊の火を宿した隠れ火のランタン。
まるで死蟹が隠れるがごとく、この火は敵対者を欺き、所有者の視界のみを照らすことができる。
財宝を隠す箱に擬態するこのデーモンは冒険者たちに特に嫌悪された。
宝を見つけた喜びは、死の絶望で上塗りされる。
――――技芸神の楽譜:
技芸神の神器。書かれた曲の永遠を保証するだけの楽譜。
この楽譜に書かれた曲は絶えることなく地上のどこかで伝え続けられるだろう。
ただしそれはこの楽譜に記述される曲の品質を保証するわけではなく、作曲家の間では刑罰の一種として扱われることもある。
真に心が籠められた曲は、あらゆる時、あらゆる場所を越え、音の連なりを届けるのだ。
――――大陸神話集五巻:
歴史家にして探索者でもあるザムエル・ザーナザムルが記した大陸の神話について纏められた本。
いつだって彼は遅れてやってくるのさ。
―ザムエルの友人一同―
――――鍵
――――獅子の鍵:
神殿二階への鍵。
獅子の意匠の鍵。神殿の見習いたちが侵入できないようにそれはある。
――――鱗の鍵:
幽閉塔三階の鍵。
その塔は誰のための塔であるか。何の為の塔であるか。
――――鰭の鍵:
幽閉塔四階の鍵。
街の人々と同じく、多くの罪人たちが苦しんで死んだ。
――――鰓の鍵:
幽閉塔五階の鍵。
それは貴人さえも例外ではなかった。
――――時計塔の鍵:
幽閉塔に付属した時計塔の鍵。
善神大神殿の時計塔は辺境の標準時間とされた。
善神大神殿が失われた事で多くの辺境人は正確な時間の概念を失うことになった。
――――地下研究所の鍵:
杖に絡みつく蛇の紋章の鍵
知恵と性の象徴たる蛇は大陸において禁忌の象徴ともされた。
――――工房の鍵(炎):
炎と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
あらゆるものを滅するかがやきの炎。
――――工房の鍵(氷):
氷と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
全てが停止する極低温の世界。
――――工房の鍵(土):
土と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
母なる大地は永劫に。
――――工房の鍵(風):
風と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
全てを蹂躙する風。
――――工房の鍵(光):
光と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
魔を討滅する神の御技を模した力。
――――工房の鍵(闇):
闇と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
とこやみさえもおびえるあんこく。
――――工房の鍵(木):
木と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
世界樹の属性。害為す者を貫く神意。
――――工房の鍵(雷):
雷と魔術文字で彫られた鍵。扉の鍵。
天を脅かすものは呪われる。
――――素体牢の鍵:
生贄に使う人間を閉じ込める牢獄のマスターキー。
天文、地学、錬金術、人体解剖学、医術、魔術、神術、数学……。
修めても修めても学問に果てはなく、智に底もなし。
ゆえに、禁忌もまた、学問の一分野である。
―『大賢者』マリーン―
――――地下牢獄の鍵:
王城地下の牢獄の鍵。
王は公正であられた。
故に罰も公正に与えられた。
――――エーテル施設の鍵:
夜会会場である公爵の館のエーテル炉の小屋の鍵。
限りある資源を飲み込みひとときの力を生み出すそれはまさしく貴族の象徴。
垂れ流せよ、いずれ骨と皮になるそのときまで。
――――公爵の館の鍵:
立派な装飾が施された夜会会場の鍵。
貴族であるからには、陰も陽も一流を味わうのが粋というもの。
――――長梯子部屋の鍵:
立派な装飾が施された長梯子部屋の鍵。
落ちれば一瞬! 梯子の必要はない。
――――武具の素材
――――強い蝋材:
強い神秘の力を宿した蝋材。+6からの『強化』を可能にする素材。
英雄の骨を死蝋にしたもの。
ついにドワーフたちの執念は強力な武具に人為的に英霊の魂を載せることに成功した。
――――聖ウィルネスの蝋材:
聖人の死体から作られた蝋材。聖具や神具の『強化』を可能にする素材。
病の聖人たるウィルネスの蝋材は武具に病に関する力を与えるだろう。
聖ウィルネスはかつての辺境の聖人の一人である。
病を操る術を知るこの聖人は人から病を退け、デーモンに病を与え、多くの人々を救った。
――――『刃』の聖言:
武具や防具に聖言を彫り込むための工具。貴重な素材でできているが非常に脆く、一度の使用で砕け散ってしまう。
『刃』は敵対者を傷つけるためのもっとも優れた概念の一つ。
それは誰も守れはしないが、殺すことだけはできる。
――――『流水』の聖言:
武具や防具に聖言を彫り込むための工具。貴重な素材でできているが非常に脆く、一度の使用で砕け散ってしまう。
『流水』は吸血鬼に対抗する為の概念の一つ。
流れる水は清浄を表す。人の血を吸う鬼たちが嫌悪するものである。
――――『猫』の聖言:
武具や防具に聖言を彫り込むための工具。貴重な素材でできているが非常に脆く、一度の使用で砕け散ってしまう。
猫はバスケットの眷属として主に商人たちが保護することになった。
辺境の生命デザインとしては弱々しすぎた彼らなりの知恵というところかな。
―『辺境と放浪の神』ヘレオス―
――――名も失せた聖女の蝋材:
奇跡は朽ちたが神秘は残る。権能を付与しないが武具の+の数値を上昇させることができる。
また、これを素材として奇跡の触媒を作るのならば、それは強い神秘を持った触媒となるだろう。
聖女の死骸は素材としても有用だ。
―『大賢者』マリーン―
――――大貴族の蝋材:
強力な神秘を宿した神の血族たる者の蝋材。+11からの『強化』を可能にする素材。
大貴族と呼ばれる者の骨を死蝋にしたもの。
神の血を継ぐ彼らこそは、帝国を支える要であった。
――――落雷の魔女の蝋材:
魔女の死体から作られた蝋材。呪われた特別な武具の『強化』を可能にする素材。
落雷の魔女たるシトネリラの蝋材は武具に雷に関する力を与えるだろう。
落雷の魔女シトネリラの伝説は各地に残る。
災害のようなこの魔女は各地に災厄を振りまき恐れられたが、
鉄の龍によって倒されたのち、彼の龍と共に歩んだという。
――――魔神鋼:
毒性は高いが万能の素材でもある瘴気でできている。
加工には禁じられた知識が必要になる。
汚染の影響は世界全体に広がった。
―エーテル汚染の影響について―
――――竜の血液:
強い奇跡を帯びた神秘の血。強靭な武具の素材になる他。武具にふりかけることで竜の炎に対する強い耐性を一時的に得ることができる。
皮、骨、血肉、神経。竜の全ては戦士にとって極上の素材だ。
――――呪文
――――バインダー:
スクロールを保管する為の本。
スクロールは貴重な魔術の媒体である。
それを保存する為のバインダーには強い護りの力が込められている。
――――スクロール:『転移』『聖域』
消費することで刻まれた魔術や奇跡を発動させることのできる神秘の品。
使い捨てであるが、知識のないものでも刻まれた呪文を扱うことができる。
――――スクロール『脳の領域』:
魔術『脳の領域』の呪文を脳に刻みつける。
魔術を脳に刻みつけることのできるスクロールは賢者と呼ばれる魔術師にしか作り出せない奥義書である。
これを使えば猿でも魔術は覚えられる。だが使うに足る知恵は与えられん。
―大賢者マリーン―
――――スクロール『虚飾の火』:
魔術『虚飾の火』の呪文を脳に刻みつける。
魔術を脳に刻みつけることのできるスクロールは賢者と呼ばれる魔術師にしか作り出せない奥義書である。
熱のない火は書類を焼かない明かりの魔術として重宝されたが、
同時にこの呪文は魔術師がそうでないものをからかうことにも使われた。
――――スクロール『空中浮遊』:
魔術『空中浮遊』の呪文を脳に刻みつける。
魔術を脳に刻みつけることのできるスクロールは賢者と呼ばれる魔術師にしか作り出せない奥義書である。
高所より落下した際に、どうぞお求めください!
―『ギルメルの魔術屋』―