桜子と音叉くん
音叉とクリップチューナーの気持ちになって擬人化
サクラコは
美しい音がでる楽器です
美しい音を出すために
オンサくんが音の調節をしていました
ある日見慣れない小さな子が来ました
「初めまして僕はクリップチューナー。サクラコの調音にきたよ」
オンサくんはびっくり
今まで自分が音合わせてたのに、、、
サクラコは
寂しそうな顔で語りかけました
「演奏会の時は早く調弦しないといけないから
機械のクリップチューナーくんが必要なの」
もう自分は必要ないんだ
悲しくなってオンサくんは
真夜中にそっと家から出ました
行くあてがないオンサくんをみた笛じぃさんが声をかけました
「うちにおいで。うちの子たちの調音しておくれ」
笛じぃさんの家の子になったオンサくん
しばらくするとサクラコに
会いたくてたまりません
「笛じぃさん、サクラコに会いたいよ」
笛じぃさんはオンサくんをサクラコの演奏会へ連れていきました
演奏会場ではサクラコが困ってました
クリップチューナーくんの電池が切れて音がわからなくなったのです
笛じぃさんとオンサくんは
2人で協力してサクラコの
音を合わせました
演奏会は無事終了
困った時に助け合える気持ちと行動は大切
サクラコ、笛じぃさんファミリー、オンサくん、クリップチューナーくんはみんな一緒に暮らすことにしました