7 羽黒祐介シリーズの思い出
……これをご覧ください。
夢学無岳さんから頂いた挿絵でございます。
良いですね。とても美しい。うっとりとして、この挿絵を眺めている毎日です。
紅葉というものは美しい。鎌倉も良いところでございます。そんな美を凝縮した一枚ですね。
今回は、あまり真面目くさったことを述べるのも嫌なので、この挿絵を眺めながら、羽黒祐介シリーズの思い出を語りたいと思います。
作者的にはよく分かりませんが、羽黒祐介シリーズの一番人気のキャラクターは、根来警部だと勝手に思っています。二番目は胡麻博士でしょうね。三番目はすみれさんでしょう。どうして、こうなるかというと、それはなんとなくです。
普通ならお気に入りユーザーの方々にお願いして、アンケートを取らせていただくべきかもしれませんが、僕は直観主義者なので、そういうことはしません。勘です。誰が一番人気だろうなぁ、するとピンときました。根来警部です!
二位は、胡麻博士。三位はすみれさんでしょう。
作者的にはどうなのかって? 作者である僕が、キャラクターをえこひいきするわけないでしょう。でも、まあ、やっぱり一番気に入っているのは根来警部かもしれません。
ちなみに、羽黒祐介シリーズの登場人物は、だいたいお寺や霊山の名前になっています。羽黒祐介は羽黒山。根来警部は根来寺。粉河刑事は粉河寺。室生英治は室生寺。ちなみに黒石警部という登場人物もいて、彼は黒石寺がモデルです。すみれさんはすみれの花なので、お寺ではありません。胡麻博士は胡麻です。もちろん、護摩祈祷のことも頭にあったような気がします。羽黒未空という名前は、これも仏教的な言葉ですかね。それで空という言葉を入れたかったのは。でも、いまだ空ではない、という言葉の意味がいまいちよく分かりません。万物の本質がそもそも空なのではないか? いまだ空ではないものなどあるのか? っという疑問が湧きますね。
それでは、このあたりで失礼します。