59 好きなジャズ名盤紹介6(オスカー・ピーターソン)
それではお待たせしました。オスカー・ピーターソンのアルバム「ソロ!!」の紹介に移りたいと思います(果たして、このエッセイを読んでくださっている方がどれほどいるか不明ですが……)
みんな大好きオスカー・ピーターソン。超絶技巧のジャズピアニストにして、目にも止まらぬ早さで繰り出されるロマンチックな美しい演奏で、女性にも大人気という印象があります。
今回、紹介するのはアルバム「ソロ!!」で、曲は「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」です。
なんとソロピアノです。
とにかくどんな演奏なのか、だまされたと思って聴いてみてください。「す、すげー」ってなると思います。
ちなみに今回のジャズのテーマは「超絶技巧のジャズ」になります。
オスカー・ピーターソンのソロピアノというと何枚か、あるようですが、とにかく有名なのはこの「ソロ!!」というアルバム。
ジャケットの見分け方は「オスカー・ピーターソン」がピアノを弾きながら、なんかパイプっぽいものを咥えている写真のやつです。
僕は普通に人気盤「プリーズ・リクエスト」を買ったことで、オスカー・ピーターソンの演奏を初めて聴いて、非常に感動したのですが、それから「トリオ」とか、「ハロー・ハービー」などの名盤を次々と聴いて、どんどんその世界に入っていったって感じでしたね。
今回、もう一曲、紹介しておきましょう。
同じアルバム「ソロ!!」からしっとりとしたバラードの「リトル・ガール・ブルー」を紹介します。
この曲というと、僕なんかはニーナ・シモンの胸にしみる歌声を思い出すのですが、オスカー・ピーターソンがピアノで奏でる「リトル・ガール・ブルー」も繊細な響きで、そっと優しく包み込まれるようでいいなぁ、と感じています。
オスカー・ピーターソンのピアノというと、ノリの良いブギウグっぽくて(?)おまけに超絶技巧でやたら音数が多くなり、どうしても「やり過ぎている感」があると感じるのですが、こういうしっとりとした詩的な演奏も非常に上手いということを再確認できて嬉しくなりますね。
素晴らしいジャズライフをお楽しみください。
そろそろジャズピアノを離れて、ジャズボーカルなんてどうかな、と思っています。




