58 好きなジャズ名盤紹介5(ボビー・ティモンズ)
前回「次回はオスカー・ピーターソンを紹介します」とか、述べていた僕ですが、計画を変更して今回は「グルーヴィーなジャズ」ということで、ボビー・ティモンズのアルバム「ジス・ヒア・イズ・ボビー・ティモンズ」(通称「ジス・ヒア」)を紹介します。
オスカー・ピーターソンは「超然技巧のジャズ」ということで、これは誰が聴いてもすごいと感じられる演奏なのですが、それよりもジャズにとって優先すべきことは「のること」ではないかと考えまして、まずは「グルーヴィーなジャズ」ということで、こちらを紹介したいと思います。
アルバムは「ジス・ヒア・イズ・ボビー・ティモンズ」で曲は「モーニン」になります。「モーニン」といえばジャズファンなら誰もが一度は通る道。
アート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズの超有名曲でありますが、今回はピアノトリオの名盤でお届けしたいと思います。(各自、サブスクやサイトで検索して、といっている人間がお届けも何もないのでありますが……)
なぜピアノジャズを優先しているのかと言いますと、やはり日本人にとってピアノは、トランペットやサックスに比べて馴染みが深く、入りやすいからです。なので、ピアノジャスの紹介を優先しています。
ジャズにとって重要な魅力の一つが「ノること」であります。
それで、その中にジャズのリズム感とか、不協和音的な味わいとか、ブルージーな響きとか色々詰まっているのですが、そういうものを味わえるアルバムとして「ディス・ヒア・イズ・ボビー・ティモンズ」を紹介します。
曲は「モーニン」です。なんか、文章が一周しましたね。
僕はとにかくジャズを聴き始めた頃、ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」の曲中に演奏されるボビー・ティモンズのソロを聴いて「か、かっちょえ~、これぞジャズだ~」となって、ジャズにはまったのでした。
今回、紹介するのはピアノトリオなので、僕が「モーニン」を聴いて感動したジャズピアノの味わいを存分に味わえると思います。
彼はファンキージャズのピアニストに区分されることが多いんでしょうね。
もう一曲、バラードっぽい曲を紹介しようと思うので同じアルバムから「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をチョイス。
こちらも素晴らしい演奏です。
それでは皆様、それでは今日もジャズのノリで生きていきましょう!




