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42 雑談14

 松本人志さんのエッセイを読むと、大変内容が深くて、濃度が高いと思われるのですが、あれがエッセイの正解だとしたら、僕のこの雑談というエッセイはなんと内容が少なくて味が薄いものだろうと思う。

 ただ、思いつくことを構成しないで書き殴っているだけだからな。

 そういうことを思う。


 松本人志さんのお笑い番組を見るのは、面白い。テレビではこれが一番面白い。お笑いは予想を「裏切る」ものなのだな、ということも最近知った。


 ただお笑いのことはよく知らないので、あまり多くを語らなくていいだろう。

 基本的に僕は、ボケとツッコミという風に、担当を明確に分けている関西風のお笑いに馴染みがない。チャップリンや寅さん、ドリフターズや志村けんのバカ殿様あたりが好きだったせいもある。ボケ、ツッコミというのは関西圏の伝統の笑いのパターンなのだろうと勝手に思っている。

 ちなみに「笑い」を抜きにした関係性のみをいえば、ホームズとワトソンもボケとツッコミみたいなものかもしれないと思った。ホームズがボケる。ワトソンがツッコむ。それが「笑い」ではなく「推理」になっただけだ。そんなことはともかく……。


 先日、ツイッターで「いいねされた数だけ日頃聴いている曲をツイートする」というようなことをしたので、その内容をここに載せて、ああでもない、こうでもないと書こうと思う。

 このエッセイが一向に捗らないのは、ツイッターでその分の知恵を絞ってしまっているからである。だから、ツイッターのネタをこちらに持ってきて、ここでさらに説明をすれば、エッセイも内容が潤うというわけだ。

 ツイッターの文字制限は物書きにとっては厳しい。ご存知か分からないが、一つのツイートは140文字までなのである。

 短歌や、俳句の人ならば、140文字あれば、なんでも表現できるだろうが、長編型の僕は文字を無駄に使うことで有名なので……。

 さて、結果、12件ほど「いいね」が集まったのである。

 以下は、ツイートと追加説明のごった煮である。




 基本、聴いているのがジャズなので、皆さんがご存知のものがないかもしれませんが、正直に答えてゆきたいと思います。

 1曲目は、ジョン・コルトレーンの『至上の愛』ですね。ジャズです。伝説の名盤なので、ジャズを聴き始めて一年間か二年間か、わざと封印してたんです。それから始めて聴いた時は案外あっさりしてて、こんなんか、とがっかりしたんですけど、しばらくして好きになりましたね。四楽章あってどれも好き。


 コルトレーンを選んだのには理由がある。僕にとってジャズといえば、なんといってもコルトレーンだった。ジャズ喫茶のマスターに教えてもらったのもコルトレーンだったし、今でも苦しい時はアルバム「セルフレスネス・フィーチャリング・マイフェイバリットシングス」の「マイフェイバリットシングス」を聞けばなんとかなる。

 落ち込んでいる僕と、落ち込んでいるマスターの魂の交流が始まったのは、これ以前のことになるが、ジャズ喫茶に通うようになって、二日目の選曲がこれだった。

 マスターは僕の小説に対する態度に喝を入れてくれて、僕に小説の特訓をしてくれた。コーヒーも奢ってくれたし、CDも何枚ももらった。寿司まで奢ってくれた。金も払わないのに、僕の特等席が用意されていた。ただ、僕はその当時、精神的に不安定であったし、僕の人間的に弱い部分に対するマスターのストレートで逃げ場のない追求のマシンガン的状況に正直、耐えられなくなったのだろう。またマスターが指定してきた文学の方向性も少々、自分とは違う気がした。

 もうマスターがどうしているのかは知らない。それでも、数秒に一回、僕の瞼の裏にマスターの顔が映る。破天荒ながらも、人生を変えてくれたマスター……。


 二曲目は、クラシックなんですけど、ワーグナーの『マイスタージンガー』が好きです。序曲だけのものより、オペラがついている全曲版のやつが好きですね。トスカニーニ指揮のCDを聴いています。あの高揚感、たまらないですね。一度生で聴きにいきたいと思っていますが、なかなか機会がありません。でも、好き。


 ビートルズですね。三曲目は。それは分かっていた。「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」か「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のどちらか悩みつつも、後者で! 最近聴き始めて、不思議な感じにずるずると引き込まれていっています。なかなか、抜け出せそうもない。ロックは奥が深そう。


 4曲目。映画音楽もかなり好きなので、ここは久石譲の一曲。北野武監督作品の「キッズリターン」の主題歌を選びました。日頃から聴いているかと言われると厳密には違いますけど、好きな曲なので選ばせていただきます。


 五曲目はYMOの「東風」にします。大学時代にYMO好きの友人がいて、しきりに勧めてくれたので、自宅に帰って聴いたところ、この曲がぐっときましたね。今でもたま〜に聴きます。坂本龍一の曲は好きなので「戦メリ」や「アジエンス」なども定期的に聴いています。


 6曲目は、高校時代、マイケルジャクソンファンだったので、マイケルの曲にしましょう。ダンス込みなら「ビリージーン」とかでもいいんですけど、ここは「リーブミーアローン」にしたいと思います。ショートムービーの世界観も好きなので是非見てほしいです。


 7曲目は、マドンナにハマった時期もあるので、マドンナの一番好きな曲を選ばせていただきます。「イントゥーザグルーヴ」です。マドンナが出演する映画「スーザンを探して」の主題歌ですけど、あの映画の内容はなんだか謎でした。でも曲は最高に好きでした。


 8曲目は、一周まわってジャズです。セロニアス・モンクですね。「ソロ・オン・ヴォーグ」を選択させていただきます。「煙が目にしみる」って曲の演奏がなかなかに深い……。ジャズ好きじゃないととっつきにくいかもしれませんが、こういう世界があるんだなってだけでも。


 9曲目は、2周目なので、クラシックにいきます。モーツァルトの交響曲40番です!(拍手)これは大変な名曲だ。カール・ベーム指揮のモーツァルト交響曲40番が大好きで、特に第三楽章、第四楽章はたまらないですね。これほど完成度が高い曲って他にないのでは、と思えるほどの名曲の中の名曲!!


 10曲目は、最後なので、ジャズで締めようと思います。色々考えたのですが「バードランドの夜」ですね。ジャズの伝説の名盤ですね。ジャズってなんだっけと思った時に聴き直すとなにかを思い出す名盤です。50年代のハードバップ好きの僕は、この感じが好きでしょうがなかった。


 延長戦いきます!


 11曲目。ゲーム音楽ということで言いますと「逆転裁判」の音楽はよく聴きます。僕がやっていたのはゲームボーイアドバンスの頃ですけど……。懐かしくなってたまに聴いています。1が終わった時、続編は絶対に出ないと思って、あまりの悲しさに一晩中泣いて、母を困らせた記憶があります。20年近く前のこと。


 12曲目。映画音楽になりますが、市川崑監督作品の「犬神家の一族」のテーマ曲が好きですね。大野雄二さん作曲だと思います。


 挿入曲にもかなりいいものがいくつかあって、ミステリーの雰囲気を忘れた時は、意識的に聴くようにしています。


 大野雄二さん作曲の音楽は大体好き。カリオストロの城とか……。


 以上になります。本当はもっと語りたいので、また日をあらためて……。

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