28 音楽と誕生日の話
ここのところ、精神的にも体力的にもおかしいらしく、体調を崩し、色々トラブル続きでげんなりしているのですが、そういう時はエッセイの更新だろう、ということで、Kan日記に色々書いていこうと思います。
さて、落ち込んだ気分になった時に、皆さんは何をして心を癒しますか。僕は、まあ音楽を聴いたりしますが、たとえば、ジョン・コルトレーンのジャズなんかは弱気になった時は必ず聴きます。アルバムの『セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイバリット・シングス』とか『ライブ・アット・バードランド』は、拙作「紫雲学園の殺人」を書きながら、なにか壁にぶち当たったり、落ち込んだり、向上心を失った時に必ず聴いていました。
なぜ、コルトレーンのジャズを聴いていたのかというと、コルトレーン自身が葛藤の人で、すごく共感できるし、その叫びをあのようなハイレベルな音楽に乗せて、極限の表現をし、それが最終的には愛につながっていくという、ひとつの芸術の理想が描かれていたからではないかと思っています。
でも、今、コルトレーンを聞こうかというとちょっと躊躇します。あの壮絶な叫びを耳にして、たかぶった神経がよりたかぶってしまうのではという不安があるからです。それで、もうひとつの理想はセロニアス・モンク。モンクも好きなんです。
色々なジャズを聴いてきましたが、ジャズの中でもっとも偉大なアーティストは僕の知る限り、やっぱりコルトレーンとモンク。ただ、コルトレーンは六十年代の演奏の方が良く、モンクは五十年代の演奏の方が良いので、57年のコルトレーンとモンクが共演している演奏がベストなわけではありません。
もちろん、この二人はジャズの中では、芸術性の高さ、またハイレベルな演奏、前衛的な表現から、決して初心者向けではありませんので、はじめての方にはおすすめはしていません。もし、ジャズに興味があるのならば、オスカー・ピーターソン、ウィントン・ケリー、コールマン・ホーキンス、ビル・エヴァンスぐらいから聴き始めた方が良いのではないかと思います。(もちろん、この方々の演奏もすごいやつはすごい……)
なんか、ものすごく脱線してしまいましたね。でも、音楽の話は続きます。クラシックだと、モーツァルト、ベートーヴェンの曲が好きなので(それぐらいしか知りません。あと聴いたのは、ワーグナーとか、チャイコフスキーとか、バッハとか、色々いらっしゃいますが、ちょっとだけです)楽しく聴いています。指揮者は、カラヤンさんとフルトヴェングラーさんとカールベームさんのしか聴いていません。知り合いにクラシック関係の方が多かったので、最近、聴き始めました。あまり知りませんけど、モーツァルトさんのは一月ほど、毎日聴いていました。今のところ、好きな指揮者はベームさんです。
さて、余談ですが、先日、僕の誕生日でした。誕生日ということで知り合いにカップ麺をいくつももらいました。美味しかったです。自分へのプレゼントを買おうと思いましたが、悩んだ末、思いつきませんでした。それよりも小説を書こうと思いました。誰かに自分の作品を読んでもらえることが、自分への最高のプレゼントになるからです。
というか、最近、自分が面白いと思うものが文学と音楽に限定されてきて、外出したいと思うことも減ったし、お寺めぐりもしてないし、ハンバーガー、カレーめぐりもしてないし、映画も観なくなったし、漫画も読んでないし、YouTubeも音楽関係と外国人、お笑い関係のものしか観なくなってしまったなぁ、と思います。自分へのプレゼント買おうとして、趣味が極端に狭まったことに気づいて、ちょっとびっくりしました。
そうそう、遅れながらも先日、自分への誕生日プレゼントを買いました。ジョン・コルトレーンの『ライブ・イン・ジャパン』です。買おう買おうと思っていたのに、買っていなかったので、今回、聴くのが楽しみです。楽しみというか、まあ、聴く機会はあったのですが、すべてちゃんと聴くにはやっぱり買おうかな、と思いました。一曲一時間コースのものもあって七曲、全体で四時間コース。では内容は、というと、ご興味がある方は是非検索してみてください。




