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16 我が身の秘密のベールについて

 自分では気づいていなかったのですが、僕はどうやら謎のベールに包まれている人物のようです。かなり、大っぴらに色んなことを喋っていながら、具体的な素性の分からない人間ということでしょう。お気に入りユーザーのあるお方は、前回のバトンで、僕が二十代であることに相当驚かれたようです。勝手に、爽やかな好青年に思われているつもりだったのですが、どうも、かなり渋い落ち着いた大人の男性と想像されていたようで、大変に恐縮しています。おそらく、皆さまは、胡麻博士や、根来警部のような男性を想像されていたのでしょう。(そんなはずないか……)

 しかし、これは僕個人にとっては、嬉しい事実でもあります。少なくとも、小説の世界では、本来の年齢よりも上に思われる方が、文章が早熟で、一応、良いという判断をされているのでしょうから。もちろん、若々しさも欲しいところではありますが(笑)



 しかし、考えてみれば、僕という人間も秘密のベールに包まれてはいますが、なろうの作家さんは、誰にしたって、秘密のベールに包まれている気がします。

 あの人は何者だろうか、と思う人いますよね。ミステリーなんか書いていると、どうしても推理してしまう。


 何れにしても、僕はその辺におりますので、もし、街中で見かけましたら、遠慮なくお声をかけてください。

 意外や意外、僕は皆さんの近くにいるかもしれせん。ふふふ……。

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