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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 今日もまた魔女は魔法の鏡に問いかけます。



「鏡よ鏡、答えておくれ。世界で一番美しいのは誰?」

「バルバナ大陸ボルヌ族のバフィアンです」

「あら、ゴルファ大陸ベルゴロ族のコリッチはどうしたの?」

「彼女は先日……」

「あら、あらそうなのね」



「しょんぼりしちゃうわ」

「律儀な方だ」


――――――☆――――――


 王の住まう城の地下。

 今日は……魔法の鏡が魔女に問いかけます。



「そういえば貴女は魔女なんですよね」

「えぇそうよ」

「魔法を使ってみてください」

「カボチャを馬車に」

「そうじゃなくて」

「カブを馬車に」

「そうじゃなくて」

「馬車をカボチャに」

「そうでもなくて」

「そもそも私は一般的な魔法より薬の調合を主とした薬学の方が得意なの」

「なるほど、だから毒りんご」

「たとえば、この薬剤と蝙蝠の羽、それに煮詰めたヤモリを混ぜ合わせて……」

「おぉ、なんだか自然物とは思えない色と泡が」

「こうやって……練って……練れば練るほど色が変わって……こうやってつけて」

「うまい!」


\テーレッテレー♪/


「なに今の音!?」



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