表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鏡よ鏡、  作者: さき
6/194


 王の住まう城の地下。

 今日の魔女は普段より得意顔です。


「鏡よ鏡、見なさい新しい魔法を使えるようになったわ」

「流石です。貴女様ほど偉大な魔女はおりません」

「カボチャを馬車に変えるのよ!」

「はぁ……まぁ良いんじゃないですか」

「さっそく試してくるわ!」



「で、どうでした?」

「ベッチャベチャだわ」

「なんで煮た後のカボチャを選んだんですか」



――――――☆――――――



 王の住まう城の地下。

 今日もまた魔女は魔法の鏡に問いかけます。


「鏡よ鏡、答えておくれ。世界で一番……二番目に美しいのは誰?」

「大広間の鏡です」

「合点がいったわ」

「あの野郎……俺よりくすんでるくせに大広間……俺の方が綺麗なのに」

「激しい嫉妬を感じるわ。そんなこと考えてるから地下送りなのよ」

「――本日の営業は終了しました――」

「逃げたわね」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ