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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 今日もまた魔女は……



「こんにちは、魔法の鏡さん!」

「こんにちは、白雪姫。誰も知らない秘密の部屋ですがいらっしゃいませ」

「今日は魔法の鏡さんに聞きたいことがあって来ました!」

「俺は高位の魔法の鏡です。主人以外の問いかけに応じる気はありません」

「よぉし!」

「分かりました、とりあえずその右手に構えたハンマーを下ろしてゆっくりと落ち着いて深呼吸を」

「パリーンといきます!」

「やめて!!」



「ただいまー、ねぇ聞いてよ魔法の鏡……あ!また白雪姫が入り込んだのね!」

「――本日の営業は終了しました――」

「またひとのクッキーを勝手に食べて!」

「――本日の営業は終了しました――」



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