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鏡よ鏡、  作者: さき


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 王の住まう城の地下。

 魔女と使い魔のシャンティが何やら着飾っています。


「シャンティ、赤いマントもつけましょう」

『うなんな』

「二本目の尻尾は玉尻尾と鍵尻尾どちらが良いかしら」

『うなんな』



「ご主人様、いったい何をしているんですか?」

「ハロウィンの衣装あわせをしていたのよ」

「ハロウィンですか、いいですね。ご主人様は何の仮装をするんですか?」

「魔女よ」

「魔女じゃないですか」

「だから魔女よ」

「魔女なのに」

「コッテコテの魔女の仮装をするのよ。いかにもって感じの」

「コッテコテですか」

「たとえばコッテコテの日本人の仮装なら、スーツに七三で首からカメラを提げて隙あらば名刺を渡すの」

「なるほど日本人」

「しかも伊賀の末裔で移動はガマガエル、ピンチの時は巨大ロボットを呼ぶわ」

「本物の日本人が鼻で笑うやつ」

「そしてオタク」

「完璧」



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