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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 魔女が見慣れぬ猫と話をしています。


「確かにハチワレ玉尻尾だと使い魔になるのは難しいわね。いいわ、紹介状を書いてあげる」

『うなんな』

「あら、良いのよお礼なんて。それじゃ頑張ってね」

『うなんな』



「ご主人様、あの猫はなんですか?」

「シャンティのお友達よ。ハチワレ玉尻尾でなかなか使い魔になれなかったらしいの」

「使い魔ってのも大変なんですね」

「魔女の中には使い魔を選ぶ時に見た目を重視したり、一年契約にして流行りの使い魔に変える魔女もいるの。そういう魔女はハチワレ玉尻尾ってだけで断るわ」

「流行りですか」

「そうよ、左耳にリボンをつけた白猫も人気だけど、去年はピンクの頭巾を被ったウサギが人気だったの」

「あれですね」

「今年は黄色くて丸っこいポムポムしたプリンが流行りらしいじゃない」

「あれはプリンじゃありませんよ」

「そうなのね。ならきっとプリンみたいなポムポムなのね。……ポムポムってなに!?」





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