表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鏡よ鏡、  作者: さき
23/194

23

 

 王の住まう城の地下。

 机の上には一通の手紙……。


「鏡よ鏡、ご覧なさい」

「ご覧なさいって言うならもうちょっと角度を……そう、その角度なら鏡面から見えます。で、何ですかその手紙は」

「招待状!」

「招待状。はてそれは魔女子会(サバト)のですか? それとも舞踏会?」

「人間との戦いよ」

「へぇそりゃ血の気の多い」

「100年に一度、満月の夜に行われる大決戦。呪われし土地で魔を退ける力を持つ者達と激しく争うの」

「そりゃなんとも厨ニ的な」

「私も毎回いち魔女として参戦してるから、その招待状よ」

「物騒な話ですが、大丈夫なんですか?」

「そうね、あなたが心配するのも無理ないわ。だって前回の争いの時に私……」

「前回の争いの時に?」

「三日間筋肉痛になったもの」

「日頃の運動不足が100年に一度の大舞台で牙を剥く」

「すっごい辛かったわ。あれから毎日20分はウォーキングするようにしてるの」

「微々たる努力」

「毎日20分を100年間」

「コツコツにも程がある」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ