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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 魔女が新たな藁しべを準備し、それを蜜柑に変え、それを反物、馬へと変えていきました。


「あと一つ、あと一つよ……! まぁ、貴方この馬が欲しいの? 屋敷と交換ですって!?」

「やりましたよご主人様! これでコンプリートです!」

「ついにやりきったのね……。これで私も一人前のわらしばーよ!」



「……と興奮したは良いけど、交換した屋敷をさっそく持て余したわ」

「既に物々交換で屋敷は二つ持ってるし、そもそもお城暮らしですからね」

「いっそこの屋敷を馬に変え、馬を反物に、反物を蜜柑に、そして蜜柑からアブを結んだ藁に変えてみようかしら」

「あえて逆をいくわけですね」




「難しいー、蜜柑からアブを結んだ藁が難しいー!」

「まぁ普通に考えて『アブを結んだ藁』なんて持ってる人を見つけるだけで難関ですよね」




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