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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 魔法の鏡が童話『大富豪』の二話目を語り始めます。


「舞踏会でシンデレラは王子とダンスを楽しんでいましたが、12時を知らせる鐘が鳴りました」

「魔法使いとの約束で帰らなきゃいけないのよね」

「城を去るシンデレラは慌てるあまりにガラスの靴を片方落としてしまいました。王子がそれを拾います。その時です! なにかが王子の頭上を飛び、シンデレラの乗った馬車を追いかけます!」

「なんなの!? ……まさか!!」


「そうです! 大富豪のドローンです!」


「さすが大富豪、最新技術も使いこなす」

「こうして大富豪のドローンのおかげで、ガラスの靴を頼りに探すこともなくシンデレラと王子は再会しました。めでたしめでたし」

「大富豪流の時短ね。出来る男は手間を省くのよ」

「ちなみにガラスのドローンです」

「ロマンチックだけど落下が怖い」





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