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王の住まう城の地下。
使い魔のハシビロコウが薬の入った箱を受け取って去っていきました。
「ハシビロコウはクールなところが使い魔として人気なのよ。あら、シャンティってば驚いて毛が膨れてる」
「ああああれぐらいの鳥におおおおお驚くなんて、なっ、なさっ、情けない毛玉ですね!!!」
「あんたもめちゃくちゃ動揺してるじゃない。でも確かに使い魔ハシビロコウは驚くわね。私も初めて見た時は暗殺者かと思ったわ」
「俺は意外な使い魔が来て、ちょっと驚いて鏡面にヒビが入ったぐらいです!!」
「はいはい。あら、ヒビが入った鏡面に何か紙が挟まっている。……こ、これは予告カード!」
「いつの間に! まさかまたポテトアイですか!?」
「いえ、これは別の怪盗だわ!!」
【今夜大鍋を頂きに参上します フィッシュアイ】
「「魚の目」」