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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 盗聴器の前でマイクをハウリングさせながら、魔女が魔法の鏡に話しかけます。


「確かに嘘はいけないわ。でも悪い人には魅力があると思わない?」

「悪い人ですか。確かに、悪女と言われると妖艶な美人のイメージがありますね」

「特に女怪盗なんて魅力の塊よ! セクシーでミステリアス!」

「そうですね。俺もるい姉さんはセクシーで大人の魅力にあふれていると思います。あのレオタード姿に人生を狂わされた男も少なくないでしょう」

「相変わらず若いなろう読者を置いていくスタイルなのね。見なさい、シャンティの猫の目(キャッツアイ)が見つめてるわよ」


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