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鏡よ鏡、  作者: さき
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144


 王の住まう城の地下。

『真夏のワンニャンルンバ大行進スペシャル』が放送され、右下のワイプ

 では井戸から例の人が近付いています。


「見て、この猫はご飯を食べたら『美味しい』って言ってるわ! しゃべる猫よ!」

「俺だって喋れます!」


 ズル……ズル……


「こっちの子犬は自分の尻尾を追いかけているわ。やんちゃで可愛い!」

「俺だってコンパクトミラー時代はやんちゃでしたよ!」


 ズ………、……


「バッテリー切れのルンバ特集ですって。哀愁と愛らしさが趣を感じさせるわね」

「そういえば流浪のルンバは今どこに居るんでしょうかね」


 ……、…………


「この黒猫は美しいわね。なんて美人……あら、寝顔は酷いわ! でもそのギャップも愛おしいのよね」

「俺の寝顔は世界一美しいです!」


 …………、…………


「(見てる)」

「(見てる)」



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