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鏡よ鏡、  作者: さき
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 王の住まう城の地下。

 知り合いの魔女が杉と人の子を連れて帰っていきました。



「あの子は魔女連盟で育てることになったわ。立派な杉の木か立派な人になるでしょう」

「落ち着くところが見つかってよかったですね」

「そうだわ、さっきのも善行になって美しさに関与するかもしれないわ。鏡よ鏡、改めて聞くから答えておくれ。今までの行いを含めて、世界で一番美しいのは誰?」

「……ちっ」

「まだ大広間の鏡なのね。彼は何をしたの? あんたは何を仕出かしたの?」




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